松村北斗、大泉洋と念願の映画初共演「僕の夢の一つ」 『ディア・ファミリー』で手を差し伸べる医者役に起用

松村北斗、大泉洋と念願の映画初共演「僕の夢の一つ」 『ディア・ファミリー』で手を差し伸べる医者役に起用

 6人組グループ・SixTONESの松村北斗が、大泉洋主演の映画『ディア・ファミリー』(6月14日公開)に出演することが決定した。筋金入りの“TEAM NACSファン”を公言している松村にとって、憧れの大泉との共演がついに実現。大泉演じる主人公・坪井宣政と出会う研究医で、後に宣政に手を差し伸べる医者となる富岡進役に起用された。



【動画】『ディア・ファミリー』ストーリーテリングムービー



 今作は、2019年に「文藝春秋」の連載「後列のひと」で取り上げられた、ビニール樹脂製品の町工場の経営者・筒井宣政(東海メディカルプロダクツ前社長)が生み出した、世界で16万人もの命を救ったIABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルの誕生秘話を映画化。



 生まれつき心疾患を持っていた幼い娘・佳美に突き付けられた「余命10年」という宣告。どこの医療機関でも治すことができないという現実。そんな絶望の中、小さな町工場を経営する宣政は「じゃあ俺が作ってやる」と、人工心臓を作ろうと立ち上がる。



 知識のない中で始まった医療器具の開発は、限りなく不可能に近く、前途多難だった。しかし宣政と妻の陽子は、人工心臓・カテーテルの勉強に励み、有識者に頭を下げ、資金を調達して何年もその開発に時間を費やす。あらゆる医療関係者にそっぽを向かれる中、佳美の命のリミットは刻一刻と迫っていた。



 松村が演じるのは、佳美の命を救うために人工心臓を学び始めた宣政が訪れた東京都市医科大学の日本心臓研究所で研究医をしていた富岡進。寡黙(かもく)で人とは距離を置く性格で、荒唐無稽な一家の挑戦を冷めた目で見ていたが、宣政の娘への愛情と絶対あきらめない強い心を目の当たりにし、陰ながら研究を手伝うことになる重要なキャラクターとなる。



■キャスト・スタッフコメント



▼松村北斗(SixTONES)



この映画は実際にあった出来事を題材にしていることもあり、その説得力はすさまじいものでした。いくつもの優しさと愛情が描かれているこの作品の中で、僕の演じた富岡進はその難しさに心を苦しめ、それでも答えを導き出す強さを持った憧れの人物です。

そして、大泉洋さんとの共演は僕の夢の一つでした。現場でご一緒する時間で、空想だった尊敬がはっきりと実感のある尊敬に変わりました。そんな座長がいるチームが作った作品は切実で愛情深いものです。

多くの方に見てほしいと思う作品に少しでも関われたことを本当にうれしく思います。



▼月川翔監督



松村北斗さんに演じていただいた富岡という役柄は、実在の医師をモデルにしています。この物語の主人公の無謀にも見える挑戦に対して、過度な期待を抱かせないように距離を置く態度や、衝動的に込み上げる熱い想いの表出など、繊細にキャラクターに息吹を吹き込んでくださいました。わずかな目の動きや息遣いに至るまで、劇場空間で見る価値のある表現が作品に刻まれていると思います。



▼大瀧亮プロデューサー

グループで躍動されている姿と1人の俳優として活躍されている姿をさまざまなメディアで拝見してきましたが、富岡という人物が持つ客観的な冷静さと秘める熱さの振れ幅を松村さんなら体現してくださると思いオファーに至りました。

撮影前にSixTONESのライブを拝見し、一瞬で大空間を魅了する華やかさに大感動したのも束の間、撮影現場での謙虚なたたずまいと真摯な役との向き合いに、さらに魅了されました。

実在の人物がモデルということで、芝居のトーンを丁寧に監督と構築されていたのが印象的です。こんな人が実際にいたのだという事実とともに、この大事なキャラクターの行く末を映画館で体感していただきたいです。

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