津田健次郎の“最狂”演技に佐々木蔵之介も驚き『映画 マイホームヒーロー』新しい悪役像誕生秘話

津田健次郎の“最狂”演技に佐々木蔵之介も驚き『映画 マイホームヒーロー』新しい悪役像誕生秘話

 昨年10月期にMBS/TBSドラマイズム枠で放送されたドラマの完結編となる『映画 マイホームヒーロー』の公開(3月8日)を前に、主演の佐々木蔵之介によるキャスト・リレーインタビューPV<ラスボス編>に狂気の“クセ強”ボスを演じた津田健次郎が登場。佐々木も驚いた津田が作り上げた新しい悪役像の誕生秘話が明かされる。



【動画】キャスト・リレーインタビューPV<ラスボス編>



 本作は、2017年より「ヤングマガジン」(講談社)にて連載中の同名漫画(原作:山川直輝、作画:朝基まさし)が原作。どこにでもいる普通の父親・鳥栖哲雄(佐々木)が、一人娘の零花(齋藤飛鳥)に暴力、そしてさらなる危害を加えようとする、半グレ犯罪組織の彼氏・麻取延人(内藤秀一郎)を殺害してしまったことから始まる”ノンストップ・ファミリー・サスペンス”。



 津田が演じる本作のラスボス・志野は、映画より登場するキャラクター。演じる津田の印象を主演の佐々木は「ドラマでは吉田栄作さんがクセ強だったのですが、映画になってさらにクセ強な方が登場された」と振り返る。志野が哲雄の職場に現れ、初対面となるシーンでは隣のデスクでシャボン玉を吹いたり、倉庫で哲雄をリンチしたりと、かなりの狂いっぷりで「(キャラクターを)面白く作ってきはったな」と感激したことを明かす。



 一方、津田は「蔵之介さんとガッツリお芝居させていただくことが一番の楽しみで早く撮影が来ないかな」と佐々木との共演を心待ちにしていたことを明らかにしている。



 また、クセ強なキャラクターの役作りに関して聞かれると、監督の「新しい悪役像を作りたい」「(志野のキャラに)クセをつけたい」というリクエストを聞き、その場のアドリブでキャラ案を出し、絶賛された津田。監督の難題にも「そんなリクエストをもらえるなんて本当に光栄で(志野を演じて)とても楽しかった」と演技に率直に心から楽しんでいる様子を見せた。



 津田の演技を見て「きたー!!!でもいい声やなぁ。色っぽいなぁ」と狂気の演技に垣間見える、俳優だけでなく声優でも大活躍のイケメンボイスさく裂に佐々木は酔いしれ、哲雄の血を舐める狂気のシーンでは「舐めたもんなあ~!」と現場で思わず言葉に出てしまうほどの圧巻の演技だったと語る。



 佐々木も驚愕した津田の演技だが、原作の山川氏も「志野を演じられた津田健次郎さんの怪演により、全体のクオリティを大きく上げていただいたと思います。脚本執筆時、原作に志野がまだほとんど登場していなかったため、実写版のスタッフの皆様にほぼオリジナルで1から作り上げていただいて、あのいいキャラになったことに感謝しています」とコメントを寄せており、原作者も納得のキャラクターに出来上がった。また、作画の朝基氏も「出来上がった映画は真摯(しんし)に、誠実に、丁寧に作られた作品だと思います。観た人の心に届く一本になればうれしいなぁ」と映画の公開に向けて期待を寄せた。



 緊迫のシーンが多い2人だが、撮影中のほっこりエピソードを聞くと、津田は、着ていた衣装を速攻着替え、大浴場に向かう佐々木の姿を見て「よっぽどお風呂がお好きなんだろうな」と思っていたそう。寒い中の撮影だったということで佐々木は「一刻も早く風呂に入り温まって、ビールを飲んで寝る」とピンチの連続の撮影後の束の間のほっこりエピソードを振り返っていた。ほか、『マイホームヒーロー』というタイトルにちなみ、「ヒーロー」についても話題にしている。

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