日本時間2月29日に結婚を発表した、米大リーグ（MLB）のドジャースの大谷翔平（29）が日本時間3月1日、報道陣の取材に応じた。



【動画】大谷翔平、妻との出会いは「3～4年前くらい」　結婚公表の理由も



　結婚の祝福、時期や妻に関する質問に「日本人の方です。入籍日は、特に言わなくていいかなと思っているので。いたって普通の人というか、普通の日本人の人です」と笑顔。知り合ってからの期間については「正確な日付はわからないですが、初めて会ったのは、3～4年前くらいですかね」と明かした。



　「結婚はFAの判断に影響はあった？」と向けられると「それはまったくなかったです。彼女自身も、僕の意見を尊重してくれていますし。そこは野球とは別のことなので、どこに行っても来るという感じだったので、自分がどこで野球をしたいかというのが一番だった」ときっぱり。このタイミングでの発表について「シーズン中より、入る前が…自分自身もそうですし、トータルで見た時に入る前が一番ベストじゃないかなと。時期に関しては、書類をいろいろ整理しないといけないのがあったので、もうちょっと早めにしたかったっていうのはあるのですが、そういう関係で少し伸びてっていうことです」と語った。



　結婚を公表しないという判断もあった中、発表した理由について「一番は、みなさんがうるさいので（笑）。しなかったらしなかったで、うるさいですし（笑）、きょうまず、ここでして、あとは野球に集中したいなっていうのが一番です」と笑顔でチクリ。結婚の決め手としては「特にこれっていうのはないっていうか、安心して、一緒にいて楽しいですし、なんとなくずっといるところを想像できたんじゃないですかね」と言葉に力を込めた。



　大谷は1994年7月5日生まれ。投手（右投左打）。2012年にドラフト1位で北海道日本ハムファイターズに入団。投手と打者の二刀流選手として注目を浴びる。13年5月、ヤクルト戦でプロ初登板初先発し、新人投手の初登板としては松坂大輔を超えるNPB史上最速となる157キロをマークし話題に。15年には、MVP、ベストナイン、最優秀バッテリー賞など多数のタイトルを獲得する。16年には、NPB史上初となる投手と指名打者の両部門でベストナインをダブル受賞し、リーグMVPにも選出された。



　17年、メジャーリーグベースボール (MLB) のロサンゼルス・エンゼルスに移籍。18年に日本人史上4人目の新人王を受賞。21年シーズンでは、01年のイチロー以来、日本人史上2人目（アジア人史上でも2人目）のシーズンMVPを受賞。また、23年もMVPを受賞している。同年にプロスポーツ史上最高額の10年総額7億ドルでドジャースと10年契約を結んだ。