83歳・浅丘ルリ子、1年ぶりの仕事で日活映画全盛期時代を回顧 30分にわたりしゃべり続け元気な姿

83歳・浅丘ルリ子、1年ぶりの仕事で日活映画全盛期時代を回顧 30分にわたりしゃべり続け元気な姿

 俳優の浅丘ルリ子(83)が5日、都内で行われた「~浅丘ルリ子 トーク&シネマ~『1960年代 日活映画☆浅丘ルリ子』」合同取材会に登場。超多忙だったという日活映画全盛期時代を回顧した。



【写真】30分にわたりしゃべり続けるほど元気な姿を見せた浅丘ルリ子



 今回のトークショー企画に浅丘は「すごくびっくりしましたし、そんなこといいのに!と思いました。トークショーはすごく久しぶりなので、何を話したらいいんでしょう(笑)。でも、なかなか会う機会はございませんので、(ファンに)お目にかかれるのは私もうれしいです」と喜んだ。



 イベントでは浅丘が出演した日活映画も届けるそうだが、当時のことを回顧し「本当に忙しいなんてもんじゃない。自分の時間なんてなくて、朝起きたらすぐ撮影所だし、台本も4冊くらい抱えてどれがどれだかさっぱりわからない。でも新しい映画をお客様も楽しみにしていたので、その時代にずっとやらせていただいていたというのがすごくうれしかったです」と思い返した。



 さらに撮影中のエピソードとして「撮影終わりに深夜まで飲みに行って、朝いつも遅れてくるのが、小林旭と石原裕次郎。それが4、5日続いたので私の堪忍袋の緒が切れて『いい加減にしてよ!ちゃんと来て!』と怒鳴るような、そういうことも何度かありました(笑)。いい時代でしたね…」としみじみ語った。だがそんな多忙な日常も「嫌だということはあまりなかったので楽しい時代でした」と笑顔を見せた。



 そんな浅丘も現在83歳。約1年ぶりの仕事だといい「お話ししなきゃいけないというので、昨日も寝られませんでした…。演じるのは何でもないんですが、自分の言葉でお話しするのはすごく苦手で。だからトークショーもおなか痛いと言って今日は休んじゃおうかしらと思いましたが、そういうわけにもいきませんし…(笑)」と語っていたが、この日の取材会では30分にわたり質問に次々答え続け、元気な姿を見せていた。



 同イベントは、日本映画史を代表する浅丘ルリ子の膨大なフィルモグラフィーから、浅丘がトップスターとして一世風靡した1960年代に製作された日活映画全盛期の作品より『銀座の恋の物語』『憎いあンちくしょう』『夜明けのうた』『愛の渇き』を公開。浅丘が青春のすべてを注いだ傑作映画と、本人の生トークで鮮烈なエピソードの数々が明かされる。5月13・14日に東京・I'M A SHOWで開催される。
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