三池崇史監督、全編iPhoneで映画制作「再デビューした気持ち」 手塚治虫原作『ミッドナイト』実写化で自身も出演

三池崇史監督、全編iPhoneで映画制作「再デビューした気持ち」 手塚治虫原作『ミッドナイト』実写化で自身も出演

 三池崇史監督(63)が6日、都内で行われたショートフィルム『ミッドナイト』プレス向けプレミア試写会に登壇。「再デビュー」という言葉を使い、監督として新たな可能性を感じたという同作への思いを語った。



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 本作は、Appleが行っているiPhoneのみを使って写真や映像を撮影する企画「iPhoneで撮影 - Shot on iPhone」の一環として製作された、全編iPhone撮影のショートフィルム。原作は、手塚治虫最後の週刊少年漫画誌連載作品で、隠れた名作である『ミッドナイト』。主演を賀来賢人が務め、三池崇史監督の手により初めて実写化。きょう6日からApple Japan YouTubeほかで配信される。



 キャストとして同作への出演も果たしている三池監督は、同作で挑んだ新たな挑戦に「再デビューというか、全く新しい気持ちで作品に臨むことができました。こういう機会をいただけて本当にうれしく思ってます」とコメント。



 オファーを受けた際は「まあ無茶なこと考える人いるなと思った(笑)」と語ったが、続けて「でも普段からiPhoneを使ってて、その進化に感心する。ロケハンでは全部それで撮っちゃったりもする。改めて今回、技術的な問題など、何ができるの?っていう検証を色々やってもらったら、想像以上にいい感じでした。自分のこびりついた概念がぼろっと零れ落ちていきました」と新たな可能性を感じたと話した。



 また、「20歳で初めて助監督として行った現場が加山雄三さんの『ブラック・ジャック』で。あっという間に月日がたって43年、今度は自分が手塚さん原作の作品で監督ができてすごい感慨深い。それでだけに気持ちが乗りました」としみじみ語った。



 イベントには、俳優の賀来賢人、加藤小夏、小澤征悦も登場した。
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