石倉三郎、“聞こえ”が身近な問題に 舞台あいさつで質問聞き取れずボヤく「悲惨ですよ」

石倉三郎、“聞こえ”が身近な問題に 舞台あいさつで質問聞き取れずボヤく「悲惨ですよ」

 俳優の石倉三郎が6日、都内で行われた難聴がもたらす認知症誤認のリスクを知らせるための短編映画『気づかなくてごめんね』の試写会に参加した。



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 第2弾となる本作は「デイサービス」を題材としている。本作について問われた石倉だが、劇中同様にうまく聞き取れず聞き返してしまった。妻役の柳田ありす、息子役のヒデ(ペナルティ)にフォローされながら話し始めた石倉は「悲惨ですよ。今のがそうですよ」とボヤく。「続けて「うちで昔の映画を見るのが好きなもんでしてね。役者さんとかのせりふが聞こえない。ボリュームを上げても聞こえない。昔のミキシングが悪いのかなとか、いろいろ考えるけど、やっぱりちょっと不都合なことが多いんですよね」と明かす。



 石倉は「今の自分の中では健常だと思ってる」としながらも「思ってるのは自分だけで、実はもう…。そんな感じがしますよ。本当に由々しき問題です。これは私にとって身近な問題。真剣に考えてます」と実感を語っていた。最後は「あすは我が身と思っていただきたい」と啓蒙していた。



 イベントには、ジェームズ小野田(米米CLUB)、市井紗耶香、上西恵、搗宮姫奈、大和田南那、矢作有紀奈、武智大輔、大村和明、Maica、武田知大監督も参加した。



 短編映画『気づかなくてごめんね』は、3月中にYouTubeで公開される。



 高齢期の難聴がもたらす認知症の誤認や、老年期のうつや社会的孤立のリスクを低減させるために聴こえのフレイル=「ヒアリングフレイル」について社会へ広く啓発していくことを目的に開催されたイベント。この日は、難聴がもたらす認知症誤認のリスクを知らせるための短編映画『気づかなくてごめんね』の試写会とジャズライブイベントが行われた。
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