古川登志夫、ピッコロと出会い感謝 『ドラゴンボール』作者が死去で哀悼の意【声優アワード】

古川登志夫、ピッコロと出会い感謝 『ドラゴンボール』作者が死去で哀悼の意【声優アワード】

 その年に最も印象に残る声優や作品を表彰する『第十八回 声優アワード』授賞式が9日、都内で開催された。功労賞はアニメ『ドラゴンボール』ピッコロ役の古川登志夫が受賞し、1日に亡くなった同作の原作者・鳥山明さんへの思いを伝えた。



【写真】声優アワードに登場した『DB』ピッコロ役と『キャプ翼』岬くん役の声優



 鳥山さんは「急性硬膜下血腫」で今月1日に死去したことが、きのう8日に発表。『ドラゴンボール』孫悟空役の野沢雅子、ベジータ役の堀川りょうら声優仲間たちが続々と追悼していた。



 テレビアニメ『ドラゴンボール』が放送されたのは1986年で、長年ピッコロ役を務めた古川は授賞式のスピーチで「生涯現役でオファーがある限りは今の仕事を続けていきたいと思います」と意気込み。



 そして「自分が演じてきたキャラクターの方々にお礼を申し上げます」とキャラクターの出会いに感謝し、「そして鳥山明先生、TARAKOさんの訃報が飛び込んできました。二人とは個人的に関係が深くございました。改めて哀悼の意と感謝を込めてご挨拶とさせていただきます」と伝えた。



 同アワードは、2007年より毎年3月に顕彰式を行う声優業界&声優ファンのイベントで、その年度に最も活躍し、人気、実力をともに兼ね備えた声優、そして長年にわたって活躍するベテラン声優が一堂に顔を揃える声優界最大のイベントとなっている。



 功労賞(長年に渡り外画も含め多くのジャンルに貢献された声優)は古川登志夫と山田栄子。富山敬・高橋和枝賞(作品の出演を含め各方面で活躍された声優)は岡村明美と佐々木望が受賞した。
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