伝説のラッパー・紅桜、刑務所から再起 密着ドキュメンタリーが映画化で公の場に登場

伝説のラッパー・紅桜、刑務所から再起 密着ドキュメンタリーが映画化で公の場に登場

 ラッパーの紅桜、爆笑問題の太田光が13日、都内で行われた『TBSドキュメンタリー映画祭2024』開祭宣言イベントに登場した。映画『ダメな奴 ~ラッパー紅桜 刑務所からの再起~』で密着撮影を受けた紅桜が、同作への思いを語った。



【写真】伝説のラッパー・紅桜にシンパシー!満面の笑顔でグータッチした太田光



 『ダメな奴~ラッパー紅桜 刑務所からの再起~』は、HIPHOPシーンで脚光を浴びるも突如表舞台から姿を消し、“伝説のラッパー”と呼ばれた紅桜を取り上げ、彼が服役し出所した瞬間から復活ライブまでの軌跡を追う映画祭注目の一作。イベントには同作の監督である嵯峨祥平氏も登場した。



 紅桜の登場に太田は「(イベントを行っている)ビルの入り口には警察が待機している」と開口一番にジョークをかますと、紅桜も「もう大丈夫です!(笑)」と笑いが起こった。



 嵯峨監督は紅桜の服役中に手紙でオファーを出したといい、受け取った紅桜は当時を振り返り「(手紙の)字の通りの方なんだろうなと感じましたし、筆跡で情熱みたいなものも感じて、自分もちゃんと返さないと格好が悪いなと思った」と語る。その後、嵯峨監督が面会に訪れ直接オファー。紅桜も「(ドキュメンタリーを撮ることを)悩むことはなかった」と心境を明かした。



 最後には紅桜が即興で歌を披露。「よく聞いてくれ 輝かないとじいさんばあさんになっちゃうんだぞ 大きな心を持ちたいけど なかなかうまくいかない そのために頑張ろう 美しい夢を見よう」とメッセージを届けた。



 嵯峨監督は同作について「僕が好きなのは、ダメな人の人間賛歌」だといい、「そんな愛すべき人のドキュメンタリーが好きなので、そういう作品が好きな人には見てほしいなと思います」とアピールした。



 TBSテレビやTBS系列の各局の記者やディレクターたちがドキュメンタリー映画として世の中に発信するブランド「TBS DOCS」。『TBSドキュメンタリー映画祭』では、それらのドキュメンタリー作品を届けるため2021年より開催され今年で4回目。東京・大阪・京都・名古屋・福岡・札幌と、全国6都市で15日より順次開催される。
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