『デューン 砂の惑星 PART2』ティモシー・シャラメが巨大生物に飛び乗る本編映像公開

『デューン 砂の惑星 PART2』ティモシー・シャラメが巨大生物に飛び乗る本編映像公開

 本日(15日)より全国公開となったSF超大作『デューン 砂の惑星 PART2』より、重要な場面の一つである、主人公ポール(ティモシー・シャラメ)が本作のシンボルともいえる巨大砂虫・サンドワームに立ち向かうシーンの一部が特YouTubeで公開された。



【動画】迫力満点、 巨大サンドワームに挑む編



 映像は、ティモシー、ゼンデイヤ、オースティン・バトラー、フローレンス・ピューらメインキャストたちが、前作に引き続き描かれる壮大な『デューン』の物語や、メガホンを取ったドゥニ・ヴィルヌーヴ監督を称賛する様子からスタートする。



 その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる惑星デューンを舞台に壮大な宇宙戦争を描いたSF小説「デューン 砂の惑星」 (フランク・ハーバート著/早川書房)を、『メッセージ』『ブレードランナー2049』の不可能を映像化する男ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が実写映画化。2019年に公開された『 PART1』のその後が描かれる。



 皇帝を頂点とし、大領家が各惑星を治める階級社会が構成されていた中、皇帝とアトレイデス家に遺恨を持つハルコンネン家の陰謀により、アトレイデス家は全滅。しかし、後継者のポール(ティモシー・シャラメ)と母レディ・ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)は砂漠へ逃れ、過酷な環境の中で独自な文化を築く砂漠の民「フレメン」に保護された。



 砂漠の民チャニ(ゼンデイヤ)や彼らのリーダー・スティルガー(ハビエル・バルデム)のもとで戦士として訓練を重ねるポール。やがてポールは、砂漠の民として認められるための通過儀礼として、彼らにとって神聖な存在であるサンドワームを乗りこなすべく、真正面から対峙することになる。



 チャニやスティルガーら砂漠の民たちが見守るなか、意を決して砂丘を上っていくポール。規則的な振動音に反応するサンドワームの習性を利用し、装置をセットして出現を待ち構えるが、やってきたのはスティルガーたちも驚愕するほどの巨大な個体だった。



 砂埃を上げものすごいスピードでサンドワームが接近する中、ポールは両手にフックを構え、走行を続ける巨体めがけて決死のダイブ!嵐のような砂埃を全身に受けながらフックをサンドワームの外皮に引っ掛け、振り落とされぬよう必死にもがき続けるが…。



 迫りくるサンドワームの圧倒的な映像や振動、ポールと共に巨体にしがみついているような気分を味わえる抜群の“ライド感”は、映画館の大スクリーンで体感するためにあるようなシーンとなっている。



 前作でも強烈なインパクトを残したサンドワームだが、最新作となる本作ではさらにスケールアップし、登場シーンも増加。その撮影は、3ヶ月以上かけて行われ、本物の砂丘がある砂漠で実施された。ポール役のティモシーは、実際に高さのあるサンドワームのセットからぶら下がり、回転台を使って高速で移動するサンドワームにしがみつくシーンを熱演。



 「サンドワームに乗るシーンは、ポール砂漠の民たちに受け入れてもらうきっかけとなる、とても重要な瞬間です。完璧なシーンに仕上げなければならなかったので、とても複雑で撮影は困難を極めました」と過酷な撮影を振り返っている。重要シーンを完璧にするため、スタッフの熱意と技術、そしてティモシーの努力の甲斐あって、サンドワームを乗りこなす際の危険度が伝わるような臨場感あふれるシーンが完成した。



 なお本作では、ポールのほかにもサンドワームに乗って移動するキャラクターたちが登場するが、サンドワームに乗る俳優は全員、「ドゥニ・ヴィルヌーヴのサンドワーム乗り教室」で指導を受けている。これは、こどもの頃から原作小説を愛読し、サンドワームを乗りこなす姿がどう見えるべきか明確なビジョンを持っていたヴィルヌーヴ監督だからこそ、実演できたレクチャーなのだという。



 製作を務めたタニヤ・ラポワンテは、「ヴィルヌーヴ監督は、砂漠の民道具であるフックを使って手綱のように操ります。その手は、離れすぎても近すぎてもいけない。監督は正確な位置を知っていて、本当にすごいと思いました」と、“サンドワーム乗りの名手”としての監督を絶賛している。

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