柏木由紀、中3加入から17年「AKB48は、人生そのものです」【卒業スピーチ全文】

柏木由紀、中3加入から17年「AKB48は、人生そのものです」【卒業スピーチ全文】

 アイドルグループ・AKB48の現役最古参となる3期生でキャリア18年目の最年長メンバー、柏木由紀(32)が16日、横浜・ぴあアリーナMMで『柏木由紀卒業コンサート~17年間、歩いてきたこの道~』を開いた。AKB48誕生1年後の2006年12月に中学3年で3期生オーディションに合格し、17年間在籍した功労者は、涙は見せずに長いキャリアを振り返ると「私にとってAKB48とは、人生そのものです」と言い切った。以下、スピーチ全文。



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皆さん、アンコールありがとうございます。



まずは秋元先生をはじめ、たくさんのスタッフの皆さん、舞台チーム、ヘアメイク、衣装、マネージャーさん、メンバーのみんな、ファンの皆さん、見えないところで支えてくださっているすべての皆さん、こんなにきょうステキな卒業コンサートをさせていただけて感謝しています。本当に本当にありがとうございます。



私は中学3年生のとき、AKB48のオーディションに合格して、アイドルになるという夢をかなえた日から、きょうまでの17年間、本当に毎日が夢のようで幸せな日々でした。今、こうしてたくさんのファンの皆さんの前で卒業コンサートをすることができて、“ああ、夢じゃなかったんだな”って実感しています。



私がアイドル活動をここまで楽しむことができたのは、総選挙や握手会、大切な場面でいつも必ず、ファンの皆さんが私のことを支えてくれたからだと思っています。



そして、これまでたくさんの先輩や同期、後輩をいっぱいいっぱい、どのメンバーよりも見送ってきて、寂しい思いもたくさんしてきたけど、きょう、こうして大好きな今のAKBのメンバーに見送ってもらうことができて、あのとき辞めなかったのは、きょうのためだったんじゃないかなっておもえるくらい、今の私は幸せな気持ちでいっぱいです。



私のことを応援してくださっている皆さんへ。



昔から応援してくださっている皆さんも、最近好きになってくれた方も、本当にありがとうございます。どんなときも味方でいてくれて、理解してくれるみんながいてくれたからこそ、私はここまで楽しく頑張ってこれました。



なかなか思うように恩返しができなかった17年だったかなって思ったりもするけど、最後にシングルの単独センターという形で、少しはみんなも報われたかななんて、胸を張って“ゆきりん推し”だって言えるような恩返しが最後にできたかなと思います。卒業しても皆さんの前ではアイドルでいさせてください。



そして今、AKB48を応援してくだっている皆さんへ。



こんなにたくさんのアイドルがいる中で、AKB48を選んでくれて本当にありがとうございます。



私は17年間、本当にいろんなAKB48を見てきて、その中で活動してきましたが、どの時代もそのときのAKBが一番だと思ってやってきたし、私は今のAKB48が最強で最高だと心の底から思っています。



それでも、グループに歴史がある分、心ないことを言う人がいるかもしれません。そんなときは、ファンの皆さんがメンバーの味方でいてくれたらうれしいなと思います。これからもどうかAKB48を温かく見守ってください。よろしくお願いします。



そして、最後に大好きなメンバーのみんなへ。



みんなのまっすぐなところ、一生懸命なところ、AKB48のことを心の底から愛しているところ、すべてが愛おしくて私は大好きです。



いっぱい迷惑をかけちゃったし、みんなが気を使ってくれてるなって感じることもあったけど、それにもいっぱい甘えてきちゃったなって思います。そんな頼りない先輩なのに、私が話すことにちゃんと耳を傾けてしっかり話を聞いてくれて、精一杯応えようとしてくれるみんなを見るたびに、何度も私は初心を思い出すことができました。



そんなみんなとだからこそ、私はこんなに長くこのグループにいたいと思えたし、みんなと作ってきた今のAKB48が本当に本当に大好きです。



これから、うれしいこと、頑張らなきゃいけないこと、なかなかうまくいかないなっていうこと、いろんなことがみんなを待っていると思います。



でも、みんならしく、AKB48の過去にとらわれず、みんなが心の底から楽しいと思えるそんなAKBをみんなの力で作っていってくれたらうれしいなと思います。



改めて、17年間という長い時間、AKBのメンバーでいられたこと、本当に幸せです。私にとってAKB48は、人生そのものです。17年間、皆さん、本当に本当にありがとうございました。
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