映画『ゴジラ-1.0』山崎貴監督、スピルバーグ監督からゴジラの“一番くじ”せがまれる「まだ少年の心が残っているんだ」

映画『ゴジラ-1.0』山崎貴監督、スピルバーグ監督からゴジラの“一番くじ”せがまれる「まだ少年の心が残っているんだ」

 映画監督の山崎貴氏が20日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた映画『ゴジラ-1.0』アカデミー賞受賞記念大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した。山崎監督がスティーブン・スピルバーグ監督と直接話した際の秘話を明かした。



【写真】お祝いのくす玉を割り笑顔を見せる山崎貴監督や神木隆之介、浜辺美波らキャスト陣



 舞台あいさつには、俳優の神木隆之介、浜辺美波、青木崇高、吉岡秀隆、佐々木蔵之介も登壇。この模様は、史上最多となる全国47都道府県348館にて同時生中継された。



 舞台あいさつの終盤、神木から山崎監督にスティーブン・スピルバーグ監督が同作を3回見たと聞いたという話を振ると、山崎監督は「ガチで3回見たらしいんですよ。自宅にあるシアターでまず見て、よかったからとIMAXで見て、それもよかったからドルビーシネマでも観たらしい」と直接聞いた話を明かす。



 続けて、自身が持っていたゴジラの一番くじのフィギュアを「すごく欲しそうに見ていた」といい、「『いりますか?』って聞いたら『くれるの?』って(笑)」と思い出し笑い。さらにスピルバーグ監督に「二つあるうちの一つしかあげられないですが、どっちがいいですか?と聞いたらすっごい悩んでいた。いまスピルバーグ監督の家には一番くじのゴジラがある(笑)」と直接会った際の秘話を告白した。



 そして山崎監督は「何がうれしかったって、スピルバーグ監督にまだ少年の心が残っているんだということが本当にうれしかった」と語っていた。



 昨年11月3日の“ゴジラの日”に封切られた本作は、日本国内での興行収入は現在、2023年公開の実写映画で1位となる60.1億円を突破。さらに北米では邦画実写映画の興行収入記録を塗り替えるなど大ヒットを記録。そして米・ハリウッドにて開催された「第96回アカデミー賞」では、アジア映画として初の視覚効果賞を受賞した。



 実写版ゴジラの30作目となる本作の舞台は、戦後、すべてを失った日本。戦後に、“無(ゼロ)”になった日本へ追い打ちをかけるように現れたゴジラが、この国を“負(マイナス)”に叩き落す。史上最も絶望的な状況での襲来に誰が、そしてどうやって、日本は立ち向かうのか…というストーリー。
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