動画配信サービス「U-NEXT」で、2024年4月より配信開始となる映画を紹介する。本記事で紹介する作品は、見放題作品に含まれていないため、月額料金のほかに作品ごとに料金がかかる。映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』や連続テレビ小説『ブギウギ』のヒロインを好演した趣里が主演を務めた塚本晋也監督の『ほかげ』などがラインナップされている。



【画像】記事内で紹介している作品のキービジュアル



■『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』



　累計発行部数125万部突破の汐見夏衛氏による同名小説（スターツ出版文庫）を福原遥と水上恒司のダブル主演で映画化。現代の女子高生・百合（福原）が1945年の日本にタイムスリップし、そこで出会った特攻隊員・彰（水上）と織りなす時を超えたラブストーリー。当初TikTokから中高生を中心に人気となったが、次第に「泣ける」との口コミが広がり、幅広い世代から注目を集め、観客動員数350万人、45億円の興行収入を記録する大ヒットに。U-NEXTでは4月26日より独占で先行レンタルを開始する（70円※税込／視聴期限：2日間）。なお、汐見氏の原作小説も配信中。



■『NOCEBO／ノセボ』



　ホラー映画界の新鋭ロルカン・フィネガン監督（『ビバリウム』）が仕掛けるエクストリーム・フォーク・ホラー。『007／カジノ・ロワイヤル』でボンドガールを務めたエヴァ・グリーンが幸福の絶頂から想像を絶する悪夢に迷い込むキャリアウーマンを怪演している。4月3日より配信開始（770円※税込／視聴期限：2日間）。



■『シチリアサマー』



　1980年代にイタリアで起きた実際の事件を基に、初夏のシチリアで出会った10代の少年たちのみずみずしい初恋と悲しい運命を詩情豊かに描く。俳優のジュゼッペ・フィオレッロが長編初監督を務め、イタリア最古の映画賞であるナストロ・ダルジェント賞で新人監督賞を受賞。『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督も絶賛した作品。4月15日より配信開始（550円※税込／視聴期限：2日間）。



■『さよなら ほやマン』



　人気バンドMOROHAのMC・アフロが脚本に熱く共鳴し映画初主演、「第78回毎日映画コンクール」でスポニチグランプリ新人賞を受賞するなど高い評価を獲得。東北の自然豊かな美しい島を舞台に、漁師をめざす兄弟と都会からやってきた訳ありの女性漫画家の奇妙な共同生活と家族の再生を描いたヒューマンドラマ。4月19日より配信開始（880円※税込／視聴期限：3日間）。



■『ファースト・カウ』



　インディー界の至宝・ケリー・ライカート監督作。世界の映画祭で絶賛され、157部門にノミネート、27部門を受賞。1820年代、西部開拓時代のオレゴンを舞台に、アメリカン・ドリームを求めて未開の地にやってきた料理人のクッキーと、中国人移民のキング・ルーによる男の友情とある大胆な計画の顛末を、深みのある美しい映像で描いている。4月22日より配信開始（550円※税込／視聴期限：3日間）。



■『ほかげ』



　『野火』『斬、』で戦争や暴力と人間のあり方を描いてきた塚本晋也監督が、終戦直後の闇市を舞台に絶望と闇を抱えながら生きる人々の姿を描く祈りの物語。「第80回ベネチア国際映画祭」でNETPAC賞（最優秀アジア映画賞）、「第78回毎日映画コンクール」日本映画優秀賞を受賞。また、「第97回キネマ旬報ベスト・テン」では、主演の趣里が主演女優賞、戦争孤児役の塚尾桜雅が史上最年少の8歳で新人男優賞を受賞している。ほか、森山未來が出演。4月25日より配信開始（770円※税込／視聴期限：3日間）。