庵野秀明氏、自ら申し出 『宇宙戦艦ヤマト』放送50周年企画始動

庵野秀明氏、自ら申し出 『宇宙戦艦ヤマト』放送50周年企画始動

 東北新社は30日、SFアニメの金字塔『宇宙戦艦ヤマト』テレビ放送50周年を記念する企画として、『新世紀エヴァンゲリオン』『シン・ゴジラ』などを手がけた庵野秀明氏の企画・プロデュースによる複数の書籍企画をはじめ、テレビ版初回放送日である10月6日にテレビシリーズの記念上映イベントの開催や、貴重な関連資料を集めた展覧会を計画中であることを発表した。



【画像】企画・責任編集:庵野秀明の出版物のイメージ



 『宇宙戦艦ヤマト』シリーズは、1974年10月6日に第1話が放送され、75年3月30日に最終話が放送された。それからちょうど49年、これから50周年を迎えるタイミングで周年企画の発表となった。



 庵野氏は昨年10月13日、X(「(株)カラー 2号機」@khara_inc2)に、「『宇宙戦艦ヤマト』との出会いがなければ、自分の今の人生はなかったと思います。」と投稿し、作品からも多大な影響を受けた大のヤマトファンであることを公言。庵野氏から申し出があり、同氏の企画・責任編集による以下の出版企画が進行中だ。



【企画1】むらかわみちお『宇宙戦艦ヤマト』画集(仮)

【企画2】玉盛順一朗 『宇宙戦艦ヤマト』デザイン画集(仮)

【企画3】宇宙戦艦ヤマト1974全記録集【50周年記念版】

【企画4】現在進行中コミカライズ出版企画

※上記【企画3】【企画4】は発行・発売/カラー



 今後の周年企画の詳細については企画公式X(@Yamato50th)にて随時発表していく。



■庵野秀明氏のコメント



 『宇宙戦艦ヤマト』との出会いがなければ、自分の今の人生はなかったと思います。始まった直後のOPの絵と歌のかっこよさ!主タイトルの起き上がりに痺れ、それに直結した艦長室からカメラが引いて行くヤマトの動きに、心を鷲掴みにされ、今に至る感じです。第1話を観損ねていた事を物凄く後悔しました。第2話から最終回まで万難を排し(『グレートマジンガー』の視聴を犠牲をやむを得ずとし塾の時間を意図的にズラし塾が終わった瞬間に走ってアパートに帰っていた)日曜日の7時半からは必ずテレビの前に座る様にしていました。渇望した再放送時にやっと観れた第1話の衝撃も鮮明に覚えています。改めて、49年前の今日が自分の人生が決まった時なのだなと感じます。『宇宙戦艦ヤマト』というエポックな作品に個人的な御礼を言いたくて、ポストしました。  



中2から49年来のヤマト大ファン 庵野秀明



■宇宙戦艦ヤマト(あらすじ)



 西暦2199年。地球は謎の星間国家ガミラスの攻撃を受け滅亡の危機に瀕していた。遊星爆弾による放射能汚染は地表全土に広がり、地下都市に逃れた人類を刻々と蝕みつつあった。地球防衛軍も敗退し希望の全てを失った時、惑星イスカンダルの女王スターシャからのメッセージが届く。イスカンダルには地球の滅亡を救う放射能除去装置コスモクリーナーDがあるという。イスカンダルの技術「波動エンジン」を搭載した宇宙戦艦ヤマトは、人類の夢と希望をのせ14万8千光年の彼方へと旅立っていく。



【配信】Amazon Prime Video チャンネル「スターチャンネルEX」にて配信中

・『宇宙戦艦ヤマト[HDリマスター版]』ほかテレビシリーズ全3作

・『宇宙戦艦ヤマト 劇場版 4Kリマスター』

・『宇宙戦艦ヤマト 劇場版 4Kリマスター[1977年初公開版]』

・『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 4Kリマスター』

【放送】BS10 スターチャンネルにて放送中
カテゴリ