18年ぶりに復活するNHK群像ドキュメンタリー『新プロジェクトX　挑戦者たち』（毎週土曜　後7：30）の取材会が4月1日、東京・NHKで行われ、MCの有馬嘉男記者、森花子アナウンサー、制作統括の久保健一氏が登場した。



【写真】『昭和からの決別』を裏テーマにしたいと話した有馬嘉男



　『新プロジェクトX』では、主にバブル崩壊以降の平成・令和で活躍したプロジェクトに光を当てるドキュメンタリー。主役は、旧シリーズと変わらず“無名の人々”。「失われた」と形容される時代にあって、ブレークスルーを成し遂げた人々には、どんなドラマが隠されていたのかを掘り下げる。番組の使用楽曲には引き続き中島みゆきが担当し、OP「新・地上の星」、ED「ヘッドライト・テールライト」となる。



　俳優の田口トモロヲのナレーターも継続となり、久保氏は「中島みゆきさんと田口トモロヲさんは（プロジェクトXと）イコールですよね。ほかの人にするということも頭をよぎりませんでした。お二人とも快く引き受けていただいた」と語る。



　中島が「地上の星」を再録したことについては「なぜキーを変えるとおっしゃったのかは分からない」というが、「どんな意図があるのかは、僕らも曲が来てみないと分からなかった。ただ、先に旧・『地上の星』で編集は進めていたんですが、映像自体がずいぶん新しくなっていて、そこに『新・地上の星』をあてたら、やっぱりピタッと来たんですよね。なかなか表現が難しいんですが、どうやってそれを見抜いたのかは分からないけど、さすがだなと思いました」と明かしていた。



　第1回放送は4月6日で「東京スカイツリー 天空の大工事 ～世界一の電波塔に挑む～」が放送される。