映画『陰陽師0』原作者・夢枕獏氏、山崎賢人&染谷将太の晴明&博雅に感涙「想定のはるか上」

映画『陰陽師0』原作者・夢枕獏氏、山崎賢人&染谷将太の晴明&博雅に感涙「想定のはるか上」

 公開中の映画『陰陽師0(ゼロ)』で、主人公の若き安倍晴明を演じた山崎賢人(※崎=たつさき)と、貴族の源博雅を演じた染谷将太が、撮影現場を訪れた原作者の夢枕獏氏と撮影したオフショットが公開された。



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 夢枕氏が訪れたのは、晴明と博雅が月夜の中、酌み交わす幻想的なラストシーンの撮影現場。奈良公園・鷺池に浮かぶ浮見堂で撮影された。晴明と博雅が酌み交わすシーンは原作でもよく描かれており、夢枕氏も“実写化”を熱望していたという。



 そして、本作の晴明と博雅を見て、「山崎さん、染谷さん素晴らしかったです。自分で2人の関係性はよく分かってますが、もう落涙しそうになりましたよ」と山崎と染谷へ賛辞を送っている。



 夢枕氏は、平安時代に実在した最強の呪術師・安倍晴明と、雅楽家としても名を残した源博雅をモデルにした2人が、さまざまな怪奇事件を解決していく小説「陰陽師」シリーズで知られる。



 「35年くらい前に作る約束をして、ようやく完成した。最高傑作になっていると思う」と語る本作の佐藤嗣麻子監督と夢枕氏は旧知の仲で、試写室で本作を鑑賞した際には、夢枕氏も涙したという。



 「山崎さんの晴明、染谷さんの博雅、ともに僕が想定していたよりも、ステージがはるかに上の仕上がりで、脚本も読んでいるのに、ストーリーもわかっているのに、泣いてしまいました」と告白。



 加えて、「僕は原作だから、自分だけに響く場面とかあったりするんです。晴明と博雅が、最初はちょっと仲悪くて、でも『俺は悪口言っていいけどお前が言うなよ』みたいに、急に弁護するところとかね。そうなんだよなっていう感じです」と話していた。



 本作では、夢枕氏の全面協力のもと、原作では描かれていない、晴明の若き日を映画化。晴明の知られざる学生時代、そして博雅との出会い、凶悪な呪いと陰謀との対峙を描く。
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