韓国限定メニューを探せ!グローバルチェーン4店を巡ってみた【ハングクTIMES】

韓国限定メニューを探せ!グローバルチェーン4店を巡ってみた【ハングクTIMES】

ケンタッキーフライドチキン(KFC)にスターバックスコーヒー、マクドナルドにサーティーワンアイスクリームと、日本にもあるグローバルチェーン店は、韓国にもたくさんあります。



【写真】マクドナルドの韓国限定メニューはあの味に似てる?注文方法まで徹底的にレポ



「せっかく韓国に来たのに、わざわざ日本にあるチェーン店に入っても…」と、立ち寄ったことがある人は意外に少数派かも…!?



実は、チェーン店にも韓国でしか食べられない限定メニューがあるのです。今回は、2ヶ月に一度ペースで韓国を取材する、韓国グルメ・トラベルライターのyuukaが人気のグローバルチェーン店4店を巡り、韓国限定メニューを取材してきました。最後には、ORICON編集部の韓国ロッテリアレポートも!



■KFC



まず訪れたのは、KFC!



KFCは、看板メニュー「オリジナルチキン」やチキンをバンズにサンドした「チキンフィレサンド」などを提供する人気チェーン店。今回は、韓国到着後すぐに、韓国の玄関口・仁川国際空港とKTXや空港鉄道を結ぶ「第1交通センター地下1階西側」にある「KFC仁川空港交通センター店」に行ってきました。



チキン激戦の韓国だけで食べられる限定メニューは、『ゴッドヤンニョムチキン』!私は、3ピース(9600ウォン)注文しました。



韓国でチキンが食べたくなっても「大容量すぎて1人で食べきれない…」という人でもご安心。KFCなら、1・3・5・8ピースから選べるので、一人旅でも気軽に韓国チキンが食べられます。



早速『ゴッドヤンニョムチキン』を実食。



程よく酸味のある特製甘辛ヤンニョムソースが、サクサクの衣をまとったジューシーなお肉に絡んでいます。



ヤンニョムチキンは、提供する店舗ごとにソースの味わいが異なります。KFCのソースは辛味が強め。たまにはジャンキーに、コーラやスプライトなど、炭酸飲料とともにガッツリ楽しむのも悪くありません。



注文は、店頭のタッチパネルから。残念ながら日本語対応はありませんが、英語は選択できます。タッチパネルでは、クレジットカード決済のみですが、現金決済を希望する場合は対面で注文可能です。



「商品調理完了」を意味する、画面右側にレシートに番号が表示されたら、カウンターにピックアップしに行きましょう。



なお、チキンを食べる際に必要なビニール手袋は、ピックアップカウンターの壁に、写真のように設置されていました。必要な枚数をセルフサービスで取り出してくださいね。



また、ドリンクもセルフサービス。韓国では、国をあげて紙パックやプラスチック容器の削減が行われています。イートインの場合、決済を済ませるとプラスチックのコップがもらえるので、氷とドリンクは、セルフで注ぎましょう。



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インフォメーション

店名:KFC仁川空港交通センター店

住所:仁川広域市 中区 雲西洞 2851, 仁川国際空港 第1旅客ターミナル 交通センター内

営業時間:午後8時~午後10時

定休日:なし



■スターバックスコーヒー



アメリカ・シアトルで誕生し、今やいわずと知れたグローバルチェーン・スターバックスコーヒー。



今回訪れたのは、「韓国一美しいスターバックス」といわれる「パミエパークR店」。スターバックスが韓国に進出して15年を記念して建てられた店舗なんだとか。



「都心のコーヒーの森」をコンセプトに、自然光が降り注ぐ天井の高い開放的な店内は、思わず長居してしまいそうです。



ここでオーダーしたのは、韓国の「スターバックス リザーブ」限定の『ラベンダーカフェブレベ』(トールのみ・7500ウォン)。ブレベミルク(牛乳と生クリームが半分ずつ混ざったもの)に、エスプレッソショットとラベンダーが香るシロップが追加された、見た目も美しいドリンクです。



底に入ったラベンダーシロップが全体に行きわたるよう、よくかき混ぜてからいただきます。スターバックスのシロップというと、甘味が強いイメージですが、ラベンダーシロップは、ラベンダーが爽やかに香り、甘さ控えめでライト。すっきりとした味わいです。



せっかくなので、韓国限定フード『オーガニックプロテイン グリークヨーグルト&グラノーラ』(5980ウォン)も注文してみました。もともとヨーグルト単体で販売されていましたが、2021年にグラノーラとセットになって登場したようです。



グリークヨーグルト特有のかためのテクスチャーで、ヨーグルトに甘味はありません。グラノーラと一緒に食べると素材の甘味をほのかに感じます。



意外にボリューミーで、1瓶で満足感があったので、ダイエット中の人や朝は食欲がないという人は試してみる価値ありです!



スターバックス各店での注文方法は、日本と同様にカウンターで対面で行います。



韓国のスターバックスには、済州産のオーガニック抹茶でつくる『チェジュオーガニック抹茶ラテ』(トール・6100ウォン)をはじめ、限定ドリンクやフードが多数あり、メニュー表には「Korea Only」と明記されています。日本語表記もあるので、指差し注文もOK。安心して行ってみてくださいね。



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インフォメーション

店名:スターバックス パミエパークR店

韓国語住所:ソウル特別市 瑞草区 盤浦洞 118-3, モール 3F

営業時間:午前6時半/午前8時~午後10時(※オープン時間は日によって異なるため、Naver Mapを要確認)

定休日:なし



■マクドナルド



ハンバーガーチェーンと聞いて真っ先に思い浮かぶ、マクドナルド。もちろん韓国にもたくさんの店舗があります。今回訪れたのは、世界中から観光客が訪れる明洞駅近くの「明洞店」です。



韓国のマクドナルドで大定番の限定メニューといえば、ポピュラーな韓国料理「プルコギ」をイメージした『プルコギバーガー』や『エッグプルコギバーガー』。



今回は、『エッグプルコギバーガーセット』(5600ウォン)をオーダーしました。



『エッグプルコギバーガー』をいざ実食。プルコギソースがかかったパティに卵とレタス、そしてマヨネーズがバンズでサンドされています。



プルコギソースの甘辛いお味にマヨネーズの塩気がミックスしてクセになる味わい。ただ、どこかで食べたことがある味…。



日本の春の風物詩「てりたま」こと『てりやきたまごサンド』に似ている気がしました。



注文は、店頭のタッチパネルで行います。日本語には対応していないので、英語か韓国語でオーダー。



明洞店では、テーブルサービスが導入されていました。テーブルサービスを利用する場合は、タッチパネル上で「テーブルサービス」にタッチします。タッチパネル横にかかっている番号札を1つ取り、記載されている番号をタッチパネルで入力します。決済後は、机の見える位置に番号札を置いておけば、店員さんが商品を運んできてくれますよ。



自身でピックアップする場合は、決済後に出力されるレシートを捨てずに保管しておきましょう。



カウンター上のモニター左側の黄色の文字「提供(Serving)」の方に手元のレシート番号が表示されたら、ハンバーガーをピックアップしに行きましょう。



ちなみに、オーダー確認画面にはご丁寧にカロリー表示までありました。ジャンキーにいきたい日は、見えないふりを!



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インフォメーション

店名:マクドナルド 明洞店

韓国語住所:ソウル特別市 中区 明洞1街 48-2

営業時間:午前7時~午後10時

定休日:なし



■サーティーワンアイスクリーム



日本でも大人気のアイスクリームチェーン店「サーティーワンアイスクリーム」!1945年にアメリカ・カリフォルニア州郊外でバスキン氏とロビンス氏により創設されたそうです。



今年2月、ソウル・江南エリアの「メボン駅」から徒歩約9分の場所にオープンしたのが「ワークショップ バイ ベスキンラビンス」。なにやら、ほかの店舗では食べられず、この店舗でのみ味わえるフレーバーが複数種類あるとの噂を聞きつけてやって来ました。



欲張りな私が試したのは、店舗限定の「アイスクリームサンプラー(シングル)」(8900ウォン)。4種類のフレーバーを選んでワンプレートにしたイートイン限定メニューです。



写真左から4月限定の「アイス東京ばな奈」、韓国限定フレーバーの「ダルゴナ」、さらに「ワークショップ バイ ベスキンラビンス」限定の「イチゴモカティラミス」と「ワサビ」です。限定フレーバーには、トッピングもオンされて、見た目もかわいいです。



店舗限定フレーバーは全8種類。「グリーンティーオレンジジャスミン」「グリーンティークッキーモンスター」「グリーンティーアールグレイ」「グリーンティーキャラメル」「わさび」「クリームブリュレ」「クリームザマロン」「イチゴモカティラミス」があります。



「アイスクリームサンプラー(カップル)」(15900ウォン)を注文すると、8種類すべてが食べられるので、複数人でシェアしても楽しそうですね。



韓国のサーティーワンでは、毎月限定フレーバーが登場します。今年4月は、日本でも話題になった「東京ばな奈」味。なんと東京土産の大定番「東京ばな奈」とのコラボフレーバーです。



食べてみると、まさに東京ばな奈そのものの味わい!カステラ生地が入り、食感でも「東京ばな奈」が再現されていました。



つづいて韓国限定の「ダルゴナ」味。



ダルゴナは、日本でいうカルメ焼きのこと。香ばしいキャラメル味のアイスクリームをベースに本物のカルメ焼きが入り、サクサク食感が楽しめます。



3種類目は、「ワークショップ バイ ベスキンラビンス」限定の「イチゴモカティラミス」。ほんのりエスプレッソの苦味を感じる、まるでケーキのような味わいで、マスカルポーネチーズの酸味がさわやかなアクセントになった大人の味わいです。



そして、気になる「わさび」味。



一口食べると、想像よりも本物のワサビ!容赦なく鼻にツーンときて、ガチガチのワサビが楽しめます。苦手な人は、決してあなどらないように!



「ワークショップ バイ ベスキンラビンス」では、このほかにも店舗限定メニューがたくさんあります。



1人で食べられる卵型のアイスクリームケーキ「エッグケーキ」や、壺からフルーツが顔を出したようなデザインの「ダンジケーキ」などがその一例。ショーケースにずらりと並ぶ、シェフが手がけたアイスクリームケーキは、かわいすぎてもはやアート。



ほかにも求肥でアイスクリームをくるんだ「Dogok Mochi」や、バリスタが手がける「エスプレッソ」や「抹茶シュペナー」などドリンク類もスタンバイしています。



オーダー前にショーケースをぐるりと見て回って、注文内容を決めてもOKです。店内を一周するだけでもわくわくしますよ。



オーダーは、お店に入ってすぐの場所にあるタッチパネルから。



日本語表記も対応していますが、おもしろ変換されている箇所もあります(笑)。



今回紹介した「アイスクリームサンプラー」や店舗限定のフレーバーを購入したい場合は、パネル上部の「ワークショップスペシャル」を選択してください。韓国限定フレーバーやグローバル共通の味は、「アイスクリーム」を選択すると、表示されますよ。



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インフォメーション

店名:Workshop by baskin robbins

住所:江南区論ヒョン路201 1F

営業時間:平日 午前7時半~夜10時/土日 午前10時~午後11時

定休日:なし



【ORICON編集部も食べてみた】

「せっかく韓国に来たなら、限定フレーバーをたくさん抑えたい!」そんな欲望を満たしてくれるのが「10mini」という店舗限定のメニュー。一口サイズの10種類のフレーバーがワッフルコーンで楽しめます。ORICON編集部が4月末に渡韓した際、ベスキンラビンス江南新論ヒョン店を訪問。韓国限定メニューである「お母さんは宇宙人」「シューティングスター」「不思議の国の綿菓子」や、4月限定メニュー「東京ばな奈」など、欲望たっぷりに10種類をオーダーしました。



10種類も楽しめて値段はなんと6900ウォン。見た目は少し多いかな?と思いますが、スプーン一口サイズなのでペロッといけちゃいます。限られた店舗のみの“レア”展開な上に、フレーバーを選べる店舗と、おまかせのみの店舗があるようです。



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インフォメーション

店名:ベスキンラビンス江南新論ヒョン店

住所:ソウル特別市 瑞草区 瑞草洞 1309-8

営業時間:午前10時~午後11時

定休日:なし



■ロッテリア【ORICON編集部も食べてみた】



4月の渡韓ではJinAirを利用したので、仁川空港第2ターミナルに到着。仁川空港からホテルのある江南まではバスで1時間半ほどかかるので、乗車前の腹ごしらえとして3階にあるロッテリアに寄りました。



第2ターミナルは3階の保安検査場前と1階の入口付近、第1ターミナルは1階中央と3階保安検査後の搭乗口付近にあるようです。



注文したのは『モッツアレラバーガー(ベーコン)』(7400ウォン)。フライされたモッツアレラチーズにこんがり焼いたベーコンとパティ、レタスが挟まっており、ボリュームたっぷりです。一口かじるとチーズが伸びて楽しい…!



日本のロッテリアにも『のび~るチーズスティック』というガーリックとオニオン風味の衣にモッツアレラチーズを閉じ込めたサイドメニューがありますが、それが円状になってバーガーに挟まっているようなイメージです。



オーダーはタッチパネルで。日本語の選択が可能なのでオーダーは楽ちん。



セットにしたのですが、驚いたのが選べるサイドメニューの多さ。定番のポテトだけでなく、チーズスティック、イカリング、さらには台湾式チキン「鶏排(ジーパイ)」まで選べるんです。



チーズはバーガーに入っているし、チキンは市内で食べる予定があったので日本にもある『ふるポテ』を注文。サワークリームオニオン味にしました。



ドリンクはコーラやサイダーなど、炭酸飲料はプラス料金なしにも関わらず、アイスティは300ウォンの課金。バーガーのカロリーへの罪悪感が大きかったので(笑)、課金なしの水を選択しました。



ここでもまた驚いたのは水がペットボトルで提供されたこと。飲みきらなくてもそのまま持ち帰ることができたので、正解でした!



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インフォメーション

店名:ロッテリア 仁川空港T2 3F店

住所:仁川広域市 中区 雲西洞 2868, 第2旅客ターミナル 3F

営業時間:24時間

定休日:なし



グローバルチェーン店を紹介しました。日本にもあるチェーン店でも、限定メニューを選べば特別感がありますよね…!小腹が空いたとき、ひと休みしたいときに寄ってみてはいかがでしょうか?



(取材・文:yuuka)
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