TVアニメ『 エガオノダイカ 』第1話「ソレイユの少女」つかみばっちりの第1話!守りたい王女様の笑顔
2019年冬アニメで放送を開始した『 エガオノダイカ 』。オリジナルアニメでしかもロボットもので、かわいい女の子がいる!こんなドストライクな作品を観ないはずがない!!!メカニックデザインを「フルメタル・パニック!」メカデザインなどを担当してきた渭原敏明氏や「機動戦士ガンダム00」でガンダムデュナメスなどをデザインした柳瀬敬之氏など、脇を固めるスタッフも豪華です!ということで、『ガッチャマン』や『タイムボカンシリーズ』など名作を数多く生み出してきたアニメ―ション制作のタツノコプロの55周年記念オリジナル作品『エガオノダイカ』。本作は地球より数万光年先と離れた遠い、遠い星を舞台に、一国の王女であるユウキと、軍人であるステラという決して交わることのない二人が出会った時に物語がどう動いていくのか…そんなお話でございます。このページの目次1 TVアニメ『 エガオノダイカ 』第1話 ソレイユの少女2 王女ユウキ・ソレイユ3 みんなを笑顔にしたい4 ヨシュアvsユニ5 偽りの平和6 素晴らしいつかみの一話■TVアニメ『 エガオノダイカ 』第1話 ソレイユの少女王女ユウキは十二歳の誕生日を迎えた。王国のならわしでは間もなく成人のお年頃とはいえ、まだまだ子供っぽい幼さの残るユウキ。それでも立派な王族を目指し、侍従のヨシュアと共に、笑顔いっぱいで頑張っている。そんなある日、辺境から双子の騎士ユニとルネが来訪。ヨシュアはユウキに対して無礼な態度をとったユニと衝突し、シミュレーションバトルでの決闘を申し込んだ。ユウキも思わぬ形で関わる事となり……。■王女ユウキ・ソレイユ画像引用元:©タツノコプロ/エガオノダイカ製作委員会12際の誕生日を迎えた王女ユウキ・ソレイユ。国のしきたりで成人を迎えた彼女は、多くの聴衆の前での式典を控え、ひどく緊張していた。まずは、冒頭のつかみのシーン。成人を迎えたとは言えまだまだおこちゃまなユウキちゃん。親友のヨシュアや侍女のレイラに励まされ笑顔を見せていますが、どこか寂しげな様子、そしてツインテがめっちゃかわいいなぁ…。いざ式典へ。緊張して、マイク前で転び……そうになるもなんとか耐えて笑顔で式典を乗りこえます。「私は今日12歳となった!今後はより一層の責任を以て…皆を更なる繁栄に導くと誓おう!」「ソレイユよ、永遠なれ!」なんとか無事に式典をやりきったユウキは、その後に待っていたのは抱えきれないほどの実務。思わず幼馴染のヨシュアに頼み込んでお忍びで外に逃げ出してしまったユウキ。側近とは言え身内同然のユウキのお願いにヨシュアも優しいですね。行きついた先は、天国へ旅立った先代の王と王女の石像がたつ場所…。「お父様…お母様…見ててくれてる?私ほら、12歳になったよ」「立派になったでしょ?だから心配しないで。私、ちゃんとやるから」ちょっと悲しいですね…。ユウキちゃんは若干12歳にして、両親をなくしているのでヨシュアやレイラはまるで家族のような存在なんですね。故にヨシュアもユウキに対してはちょっと甘いのかもしれませんね。同時にユウキちゃんはすごく芯の強い子なんだというのがよく表れていますね。しかし、国民からの支持がバリバリのユウキちゃんはお忍びでそこを訪れていることがバレてしまい、パニックになりかねないと判断したヨシュアはすぐに避難!行きついた場所は………巨大ロボ・テウルギアのシミュレーションゲームのマシンの中。流れで、ゲームに挑戦することになったヨシュアだったが……。まずは導入部分!!舞台となっているソレイユという国の様子や、12歳にして国を背負うことになったユウキのかわいさや人間性、そしてそれを取り巻く人間関係がうっすらとわかってきますね■みんなを笑顔にしたい立派な王女として、実務だけでなく政治的なことも行わなくていけないユウキちゃん。ソレイユ王国の隣国である、グランディーガ帝国との話題へ。貴族や騎士など中世ヨーロッパに起因する文化が垣間見られるソレイユ王国に対して、鉱物資源に恵まれた国家で、皇帝を頂点とした政治体制をとっているグランディーガ帝国。経済格差のある両国は、極秘裏に不可侵条約の締結が進んでいるようで、現在は争いがある両国なのでしょうか…。「ユウキ様は帝国の存在をどのようにお考えでしょう?」そう、けしかけてきたはの辺境出身のパイロット・ユニ。「お隣の国なんだし、困ってたら助けるのは当然でしょ?仲良くしないと」「ではもう一つ。この国の在り方については如何思われますか?」「王族制は祖先がこの星に移り住む際、方便として採用した制度。王族制は過去の遺物…もはや、必要ないのでは?」自国の王女を前に堂々と王国制を否定するとは何とも強気な人ですね。隣国とのトラブルよりも、自国の中に王族を芳しく思わない人もいるようですね。「ユニ。貴女の考えは分かりました。でも…私にも王族として、亡きお父様とお母様の娘として…譲れない気持ちがあるわ」「私は王国を…この星のみんなを笑顔にしたい。その為に私にしか出来ないことがきっとあるはずだと思うの」「だから、ユニ!一緒に考えて!」屈託のない笑顔に、思わずユニも頭も下げます。ここでもユウキちゃんの芯の強さがよくわかりますね。そしてユウキちゃんの笑顔の力には人々を幸せにする力があるように思いますね。しかし……このやり取りに敵意をむき出しにしたのはヨシュア。ユウキと共に兄弟当然に育てられたヨシュアはユニの発言や態度にひどくお冠な様子。どうやら…本当にユウキではなくヨシュアに向けた発言だったのかも知れません。■ヨシュアvsユニ画像引用元:©タツノコプロ/エガオノダイカ製作委員会ユウキが生まれて間もない12年前の出来事、それはユウキの両親やヨシュアの両親が事故でその命が奪われた出来事。国のエネルギー資源であるクラルス・ラピスは、ソレイユ王国でしか産出されない特殊な鉱石であったが先代の国王はより多くの資源を集めようと国民のために奮闘した結果事故になったといいます。それは一体どんな事故だったのか…てかそんな危ない鉱石ちょっと怖すぎるな…。ユウキへの発言に激おこぷんぷん丸なヨシュアは、ユニたちに決闘を申し込みます。ユニと双子のルネとヨシュアの2対1でシミュレーターを使った模擬戦が行われることになり、ユウキも思わず心配なご様子。ユニたちにとってはおそらくここまでが狙いだったんでしょうが…果たして…。さてここまで気になる用語や伏線がけっこうでてきましたが、まずは12年前の出来事ですね。両親が亡くなってしまう大事故なわけですが…なんだか裏がありそうな気もしますが、後々いろいろ明かされていきそうですね。そしてユニたちの目的も気になりますね…まさか自国で革命でも起こそうとか!?そして始まったユニ・ルネ対ヨシュアのフラッグ戦。どちらかのチームフラッグが落とされたら負けの単純明快バトル。さぁさぁさぁ…ようやく本格的なロボット戦闘シーンですよ!機体はゴテゴテよりは、「コードギアス亡国のアキト」にでてきそうなスタイリッシュな感じですね。さらに、動力源がそれぞれの色に光っていてそこがまたかっこよさがありますし、独特の重厚感のある動きもなかなかかっこいいです。「アーマードコア」っぽい動きなんて声もありますがどうなんでしょう。戦況はというと、あれこれ考えるのが苦手なヨシュア君は猪突猛進に脳筋プレーをしてしまいます。それでは、どこぞの戦車道の女の子たちではないか!!!元々の不利な状況を脳筋プレーでごり押ししても互角に戦えちゃうあたりは、ヨシュアくんの戦闘力はとても高いようですね。そんなヨシュアを見かねて今度は、ユウキがサポートに回ります。どうやら姫さまにはとある作戦がある様子。それは自軍フラッグの周りのビルを破壊してフラッグをふさぐという「それ反則やないんかい!!!」という大胆な作戦に打って出ます。さすが12歳の女の子…大人にはない柔軟な発想をお持ちだ…。さらに、そのビル群の破壊に合わせてヨシュアが地下の排水施設破壊し、地上に水があふれさせ相手の行動を制限するという息のあったコンビネーションプレイを見せます。「気合と!!!根性!!!!!!!!!!!」で、相手のフラグを奪ったヨシュアチームに見事軍配があがるのでした。■偽りの平和なんだかんだとあった模擬戦も終わり後日。噂の隣国への、近衛騎士団の派遣を決定した姫様。しかしその使節団の中にはヨシュアもメンバーにふくまれており、旅だってしまうことに。「ユウキの笑顔は俺が守り抜きます…気合と根性です!」と意気込むヨシュア…だったが…その隣国とは……バリバリの国境戦争が行われていたのであった……。■素晴らしいつかみの一話画像引用元:©タツノコプロ/エガオノダイカ製作委員会いやーーーめっちゃ面白かったです!!!非常に引き込まれる1話でしたね。イントロダクション的な掴みもあり、それぞれのキャラクター性もわかり、本格的な戦闘シーンもあり、そして実は姫様の知らないところで行われいる戦争という偽りの平和が明かされるという、お手本のような1話でしょ!!!!12歳という子供ながら王族制により、一国の王女として祭り上げられたユウキちゃん。彼女なりに国民のために動こうとしている健気さもたまらんですし、でも実は彼女の知らないところで争いは起きていて知らず知らずのうちに大事な人が巻き込まれていく…ユウキちゃんやヨシュアはやたらと「笑顔」というワードを出していましたが…本作のタイトルが「笑顔の代価」だとするとちょっと不安な感じがするんですよね…。頼むからハッピーエンドにしてくれ…アルドノア・ゼロ の魅力は、今までのロボットアニメとの相違点にある?(あにぶ編集部/Uemt)
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