
鈴木亮平「NYAFF」ライジングスター・アジア賞受賞に感謝 宮沢氷魚も祝福
俳優の鈴木亮平が、「第22回ニューヨーク・アジアン映画祭2023」(略:NYAFF)で、ライジングスター・アジア賞(Rising Star Asia Award)を受賞。米ニューヨークのリンカーン・センターにて現地時間15日に行われた授賞式に映画『エゴイスト』(2022年)の松永大司監督とともに出席した。鈴木、松永監督、そして同映画で共演した宮沢氷魚から祝福のコメントが届いた。【動画】映画『エゴイスト』共演者の魅力を語り合う特別映像 「ニューヨーク・アジアン映画祭」は今年で22回目を迎え、北米で開催されるアジア系映画祭の中でもよく知られた存在。各国から60以上の作品が出品された中、アジア映画を紹介するStandouts部門に『エゴイスト』が出品され、その上映にあわせて、鈴木への授賞式が行われた。 ライジングスター・アジア賞は、世界的にもっとも活躍が期待されるアジアの俳優に贈られる賞で、過去には香港、韓国、タイ、フィリピン等各国の人気俳優が受賞。日本人では池松壮亮、小松菜奈、綾野剛らが受賞している。 鈴木は、大河ドラマ『西郷どん』(18年)や『テセウスの船』(20年)などのドラマや映画に多数出演。映画『孤狼の血 LEVEL2』(21年)では日本アカデミー賞最優秀助演男優賞をはじめとする数々の賞を受賞。最近では映画『TOKYO MER〜走る緊急救命室』の大ヒットも記憶に新しく、日本を代表する俳優の一人として活躍を続けている。なお、13年には鈴木が主演した『HK/変態仮面』が同映画祭で観客賞を受賞している。 映画『エゴイスト』では、恋人とその母へ愛情を注ぐゲイの主人公を演じた繊細な演技が高く評価され、受賞につながった。 上映後に行われたQ&Aにも鈴木と松永監督が登壇、鈴木が流ちょうな英語で本作に出演を決めた思いや、LGBTQ+を題材にする上での本作の取り組み、LGBTQ+インクルーシブ・ディレクターとインティマシー・コレオグラファーの役割についてなどが語られた。 また、本作をきっかけにゲイであることを家族にカミングアウトした本作の出演者に触れ、感極まる場面も。鈴木と松永監督はお互いが俳優・監督になる前からの知り合いで、その頃からいつか一緒に映画を作りたいという夢を語っていたことが実現したことにも触れ、満席の場内からは拍手が起こった。また、北米での劇場公開が秋に決まったことについても改めて感謝を述べていた。■鈴木亮平のコメント このようなすばらしい名誉ある賞をいただき、NYAFFに感謝します。ここ(ニューヨーク)に来ることができて本当にうれしく思います。最初に来た時にすっかりこの街が好きになって、そして今でも大好きな街です。 映画『エゴイスト』は自分にとって、とても特別な作品です。この映画に関わってくれたすべての人に、特に松永大司監督、共演の宮沢氷魚さん、阿川佐和子さんに感謝します。 そして何よりも、原作者の高山真さんに感謝したいです、彼は亡くなってしまいましたので、この作品の完成を見届けていただくことはできませんでした。 でもきっと今夜もどこかから見ていてくれると思います。■松永大司監督のコメント 受賞本当におめでとうございます。『エゴイスト』は僕にとってもとても大切な映画になりました。今日このニューヨークという場所で、亮平とともに映画を上映できることを喜びに感じます。これからの活躍もさらに期待しています。■宮沢氷魚のコメント ライジングスター・アジア賞受賞おめでとうございます。より多くの方に鈴木亮平さんの存在と映画『エゴイスト』が認められていることを心からうれしく思います。亮平さんはこの先、間違いなく世界で活躍される俳優さんだと信じています。亮平さんに負けないくらい、僕も頑張りたいと思います。改めまして、受賞おめでとうございます。
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