TVアニメ『 銀魂 銀ノ魂篇 』第361話「人間という生物」【感想コラム】
原作の最終回まであと4週!東京で開催中のジャンプ展で、銀魂最終回連動企画として最新号のジャンプに掲載された空知先生の生原稿が展示されています!最終回まで毎週更新されるとのことで、週一でジャンプ展に通う猛者もおられるようですよ。ジャンプ本誌ではサンリオとコラボするという新情報も!えっ、銀魂ですよ、いいんですか!?■TVアニメ『 銀魂 銀ノ魂篇 』 第361話「人間という生物」のあらすじアルタナの奔流にの中で力を振り絞る定春が、龍脈を封じることに成功する。さらに銀時が投げた結晶刀の破片が虚の身体を蝕み、迅速な身体再生ができなくなった虚に、ここぞとばかりに総攻撃を仕掛ける万事屋。しかしあと一歩のところで龍脈が甦り、虚は再生してしまう。もはやここまでかと思われたその時、半霊体となってなおアルタナを止めようとする定春の姿が空に浮かぶ。阿音・百音が江戸中の人々の生命力を験力に還元し、定春に与えることで再びアルタナの暴走を止めようとしているのだ。いくら終わらせようとしても立ち上がる、人間という生き物に恐れを抱きながら、虚は銀時と斬り結ぶ。■それらは彼が知らない生き物画像引用元:©空知英秋/集英社・テレビ東京・電通・BNP・アニプレックス万事屋のソファの上でうたた寝していた定春、皆が帰って来たのに気づいて上手に引き戸を開けて出迎えます。万事屋の三人と一匹が守りたいもの、あの穏やかな日常を取り戻すために――戦いが長引けば長引くほど勝機は失われ、定春の命も危うくなる。それが分かっているからこそ必死に戦い続ける三人でしたが、再び江戸の各所からアルタナが吹き上がり始めます。定春が力尽きてしまったのかと思われたその時、半透明の定春が上空に現れるとともに青白い光が彼に向って集まっていくのを虚は目にしました。光の源、それは戦場を囲むように集まって来た民衆の命。阿音と百音が人々の生命力を験力に変換し、定春に送ることで実現した光景です。戦場に立つ力が無くても、地球の行く末を背負う覚悟を持った人々による絆が目に見える形になった…「ただの人間が」虚は再生した奈落を民衆に差し向けますが、休息を得て回復した九兵衛や百華、御庭番衆に阻まれます。それは、500年以上の時を生きる虚の知る人間の姿ではありませんでした。人間の醜い面を、これ以上ないほど長い間見てきた虚。彼の最大の不幸はおそらく、この場に集まったような、自分の弱さと向き合える強い心を持つ人々に出会えなかったことに違いないでしょう。自分の知らない人間という生き物を前に動揺を隠せない虚に、銀さんは彼が人間を恐れているという真実を突きつけます。そして、虚が最も恐れていたのは己のうちにある人間。虚という人格を塗り替える可能性を持った吉田松陽という人格でした……大気圏上層では、天鳥船の落下を引き延ばす戦いが続いていました。火之迦具土神のエネルギーは未だ船内に残り、地表へ至れば大きな被害を出すことは免れません。しかし、システムにダメージを負った状態だからこそ、中枢に直接干渉してエネルギーの制御を行える可能性があることを范堺が見出します。墜ちる天鳥船に誰もが気を取られる中、銀さんだけは虚から視線を逸らしませんでした。しかし、虚は不穏な言葉を残してアルタナの光の中に身を投げ、消えていきます。そして、そして―画像引用元:©空知英秋/集英社・テレビ東京・電通・BNP・アニプレックスあの戦いから二年、戦いの爪痕は残るものの、江戸の街は少しずつですが復興の途上にありました。新八が銀さんと出会ったあのファミレスで、初めて会ったときの新八のように店員に嫌がらせをする茶斗蘭星人(どうも同一人物のもよう)をブチのめす18歳になった新八の姿が!果たして、この二年で何がどうなったのでしょう?スタッフロール、すごい人数でした。製作陣が総力を挙げて作業されたことがよく分かります。原作を冗長になりすぎないよう改変しつつ、うまくまとめるのは大変だと思いますが、どうか最後まで頑張ってください。応援しています。 タイトル銀魂 銀ノ魂篇原作空知英秋(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)監修藤田陽一監督宮脇千鶴出演坂田 銀時・杉田智和志村 新八・阪口大助神楽・釘宮理恵その他の情報http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/gintama/銀魂 銀ノ魂篇 週刊感想コラムのまとめ(あにぶ編集部/如月)
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