
『 ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴 』銀河の暴れモノ集団ボージャック一味と、映画の見どころについて!
『ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』とは、1993年7月10日に公開された『ドラゴンボールZ』の劇場作品です。公開から20年以上が経過しているにも関わらず、今尚ファンの多い個性的なアニメオリジナルキャラクターがたくさん登場します。現在放送中の『ドラゴンボール超』も面白いけど、『ドラゴンボールZ』もいいぞ! というわけで、紹介していきます。■東西南北の界王によって封じられていたドラゴンボールにおける宇宙は東西南北四つの銀河によって形成されています。それぞれの銀河を担当する界王がいて、彼ら四人の界王の上に大界王が存在しています。更に上の位には界王神や破壊神などがいるのですが――今回はそのあたりは置いておいて。とにかく、四つの銀河に四人の管理者が存在しているのです。その界王四人がかりで封じられていた銀河戦士、それがボージャック一味です。しかし、セル編の終盤で北の界王が死亡してしまったため、封印が解けてしまいます。彼らは地球を支配するべく、その時開かれていた天下一大武道大会に乱入してきます。ボージャック様は銀河に敵なし。最も美しい北の銀河。中でも最高の星、地球を支配するのにふさわしいお方。 映画は、悟空がいない中、悟飯達がこのボージャック一味と戦うというストーリーです。■どいつもこいつも魅力的な五人のキャラクターボージャック一味の名前の由来は、残虐・非道・極悪・傍若無人から来ています。順に紹介していきます。ボージャック昔銀河を荒らし回っていたというヘラー一族のリーダーです。ならず者らしく、海賊のような衣装をまとったなかなかの筋肉キャラクターでもあります。部下が全員ボージャック様と呼んで慕っているので、ここではヘラー一族ではなくボージャック一味として扱います。セル編後のベジータや超サイヤ人状態の悟飯を上回る戦闘力を持つ強敵ですが、超2となった悟飯にはあっけなく倒されているため、恐らく戦闘力は復活セルと完全体セルの間だと思われます。しばしば、同じく劇場版キャラクターのブロリーとどちらが強いのかで論争の的になりますが――実際のところ、好きな方を強くしたくなるというところでしょうか。筆者としては、どこまでも強くなってくれそうな伝説の超サイヤ人であるブロリーを推したいところですが。ちなみに、後の作品『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』では何故かフリーザの配下に混じって再登場しています。ゴクアボスであるボージャックを除けば、一味の中で唯一変身をしてみせたキャラクターです。登場シーンでは優雅に木の枝に座っていて、剣を使った戦い方もかっこいい、コアなファンがいる(と思われる)イケメンです。しかし、一味の中で唯一あっさり倒されたキャラクターでもあります。超化したトランクスの拳で一撃! その後トランクスはボージャックに蹴り倒されているので、完全にボージャックの強さを表現するためのかませキャラでした。とはいえ、変身シーンのかっこいい演出とBGMは強者のそれでした。ザンギャボージャック一味の紅一点。一目惚れ(?)したクリリンを一撃で気絶させた強者です。ドラゴンボールの中では数少ない強い女性キャラクターです。ビドー、ブージンと連携しているとは言え、悟飯やトランクスを追い詰めているため18号より戦闘力は上だと思われます。ドラゴンボールで最も可愛い女性キャラクターではないか、と主張するファンも多いとか。ラストのボージャックに利用されて殺されるシーンは、アニメ『ハッカドール THE あにめ~しょん』でパロネタにされました。ドラゴンボールのパロネタをするアニメは多いですが、劇場版からネタを持ってくるアニメはなかなかないですよね。ビドー髭とモヒカンが特徴的な、ワイルドっぽい(?)キャラクターです。ザンギャ・ブージンと共に、糸のようなものを放つ超能力で悟飯達の身体を縛り、力を奪った強敵です。ラストは覚醒した超2悟飯に瞬殺されました。ブージン独特な喋り方をするキャラクターで、超能力の解説をしてくれた一味の中では恐らくセリフの多かったキャラクター。ビドー同様、超能力が効かなくなった超2悟飯に瞬殺されました。■トランクスの映画とも言える?この映画、トランクスの見どころシーンも多いんです。まず序盤。VS天津飯の試合シーン。意外にも通常形態のトランクスといい勝負をする天津飯もかっこいいですが、勝利後に片手を差し出し握手を決めるトランクスもかっこいい。中盤。ゴクアの剣を蹴りで受け止め、超化して撃破するところがかっこいい。そして終盤。ボージャック相手に奮闘するトランクスのやられっぷりもまた魅力的。一度は蹴り倒されたトランクスですが、再度ボージャックの前に立ちふさがり、「さっきのお返しをたっぷりしてやるぜ」と気功波のラッシュ。全弾バリアで防がれた上に、配下の超能力で身動きを封じられてしまうというやられっぷり。ですが、ドラゴンボールにおいてはやられるシーンも見どころの一つなので、良いシーンだったと思います。 とまあ、ボージャック一味とトランクスの魅力について触れてきましたが、一番の見所は悟空のいない中、悟飯がどうやって地球を護るのか――という部分です。悟飯の覚醒シーンと、流れる物悲しげなBGM。ドラゴンボール屈指の名シーンです。戦闘シーンだけでも十分観る価値のある映画ですので、まだ観たことのない方はぜひチェックしてみてください♪『ドラゴンボールZ』南の銀河から来た勇者、 タピオン !(あにぶ編集部/星崎梓)
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