TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第6話「シズ」【感想コラム】

TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第6話「シズ」【感想コラム】

放送期間が2クールあるためか、駆け足になることなく物語を進める『 転生したらスライムだった件 』ですが、そろそろ主要人物が出揃い始めます。


このページの目次

1 TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第6話「シズ」のあらすじ2 住人500人とかもうこれ町なんじゃね?3 召喚者である彼女の事情
■TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第6話「シズ」のあらすじ

武装国家ドワルゴンから技術者を連れ帰り、近隣のゴブリンたちも加わってますますにぎやかになる村。そんなある日、リムルは自由組合(ギルド)所属の冒険者であるカバル、エレン、ギドと遭遇、そこには臨時のメンバーとして仮面の女性、シズも同行していた。


シズこそリムルがエルフの占いで見た“運命の女性”、果たして彼女とリムルの運命とは…?


■住人500人とかもうこれ町なんじゃね?

ブルムンド王国の自由組合(ギルド)から今回のお話は始まります。設定資料集によると、ブルムンド王国はジュラの大森林西側に存在する人間の小国で、農耕や牧畜は自国内で消費する程度の生産量しかなく特に目立った産業はないのだとか。しかし、情報収集能力に優れており人材に恵まれているそうです。


そんなブルムンド王国のギルドマスターにこき使われているらしい冒険者3人組、リムルが封印の洞窟の出口で遭遇した彼らですが、封印の洞窟に続いてジュラの大森林の調査を言い渡されて行く前からぐったりしている有様。たった3人で行って戻って来られるあたり、腕は確かなんでしょう。文句を言いながら歩いていたので、ジュラの大森林に向かうことを知った1人の女性が臨時のメンバーとして参加を申し込んできました。仮面を着けているので顔は分かりませんが、礼儀正しいしっかりとした人物のようです。


リムルは獲得したスキルである黒稲妻を試してみたところ、威力がありすぎて使いどころに困る代物であることが判明。池の中にある岩が跡形もなくなるんでは、下手に使うと周りに被害が出かねないでしょうね…


画像引用元:©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会


ドワルゴンから帰還して数週間が経った現在、カイジンの鍛冶作業を、防具職人のガルムは皮をなめす様子を、細工の腕はドワーフ随一と称えられるドルドが腕を披露していたり、無口なミルドは建築や芸術に精通するため設計図を地面に描いて見せたりと活躍。小さかったゴブリンの村は、大きな発展の兆しを見せ始めていました。


森を伐採して開拓した土地に、前もって道を整備した状態で家屋の建築を始めているようですね。この辺りは、人間だった時にゼネコン勤務だったリムルの面目躍如といったところでしょう。


そもそも、こんな大規模な開拓をすることになったのは近隣の村のゴブリンたちがリムルの庇護を求めて集まってきたのが原因でした。その数、およそ500名。リグルドが村長を務めていた元の村の5倍の人数ということで一度はお引き取り願うことを考えますが、ヴェルドラの消失によってジュラの大森林内ではオークとリザードマン、オーガの3種族による覇権争いが始まっており、進化前のゴブリンたちでは淘汰されてしまうことが確定的だったため、リムルは自分に責任の一端があることを考えて「来たい者は来い」とまとめて面倒を見ることを決めたのです。500人分の名付けで3日寝込んだのはご愛敬。


存在を忘れられたかに見えたゴブタですが、自分の影から相棒の狼を召喚するという技を身に着けて無事村に帰還していました。教える方の才能は皆無みたいですが、実はとんでもない才能に恵まれた男なのです…


リグルドはゴブリンロードからゴブリンキングの役職に昇格。集まって来た村の村長たちをロードに任じ、彼らの取りまとめを(ほぼ丸投げで)まかせることになったのでした。彼が持ってきた知らせは、警備隊が不審な人間を見つけたというもの。どこかの国が派遣した調査隊の可能性もあるため、平和な暮らしを維持するためには警戒しなければなりません。


が、不審な人間というのはジュラの森の調査に派遣されたカバルたちでした。巨大アリの巣にちょっかいを出したせいで追われる羽目になったのですが、彼らを逃がすためにシズは炎と刀で立ち向かいます。しかし、戦っている最中に突然動けなくなったところをリムルが助太刀することで難を逃れました。仮面を外したシズの顔を見て、リムルは運命の人と出会ったことを悟ります、果たして2人の“運命”とは?


■召喚者である彼女の事情

TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第6話「シズ」【感想コラム】画像引用元:©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会


リムルは4人を建築中の村に招き、食事を振舞うことに。ここでシズ以外の3人は封印の洞窟を出るときに遭遇した3人組だと大賢者のおかげで思い出します、なんか縁がありそうですね。リグルドから町の統治者として紹介されると驚かれますが、ドラ〇エネタで自己紹介するとシズだけ反応が…?カバルたちからも自己紹介を受けますが、シズの名前と外見、そして彼女が正座していることからおそらく日本人だとリムルは判断します。自然に正座するというのは、日本人くらいでしょうからね。


カバルから調査の目的を聞いたリムルは、ここで初めてヴェルドラの消失が魔物だけではなく、大森林の周辺にある人間の国々にとっても大きな影響をもたらしていることを知ります。ここに魔物の街を作ることがギルドにとって問題になりそうか聞いてみますが、ギルドが口を出す問題ではないとの答えを得たものの、国にとっての影響ははかれないとのこと。とりあえず今日は泊まっていくようにはからいました。


そして、リムルはシズに日本人なのか問いかけようとしますが、彼女の方から先程のセリフがゲーム由来のものだと話しかけられ、日本人に会えた喜びを分かち合います。リムルが転生者であることを知ったシズは自分は召喚者だと語り、リムルはヴェルドラから聞いた話を思い出しました。召喚者は呪いを刻まれるという言葉を気にかけながらも、今は聞くべきではないと判断して彼女がいつ頃こちらに来たのか問いかけます。


「街が燃えて炎に包まれて」「空から爆弾が降ってきて」と語るシズさん。そう、第1話の冒頭で空襲の中を逃げまどっていた幼い少女こそ、彼女の過去でした。それを知ったリムルは、大賢者の助けを借りた思念伝達で戦争後に復興して平和になった日本の姿をシズさんに見せ、この世界でもみんなが平和に暮らせる街を作りたいという夢を語り、シズさんは賛同してくれます。


召喚された直後のことを思い返すシズさんですが、彼女の不調と何か関係が……?



タイトル
転生したらスライムだった件

原作
伏瀬(原作者)、みっつばー(小説挿絵)、川上泰樹(漫画版)

監督
菊地康仁

副監督
中山敦史

シリーズ構成
筆安一幸

出演
リムル=テンペスト・岡咲美保

大賢者・豊口めぐみ

ヴェルドラ=テンペスト・前野智昭

その他の情報
http://www.ten-sura.com/

 


TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』用語解説【感想コラム番外】





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TVアニメ『転生したらスライムだった件』第2話「ゴブリンたちとの出会い」
TVアニメ『転生したらスライムだった件』第3話「ゴブリン村での戦い」
TVアニメ『転生したらスライムだった件』第4話「ドワーフの王国にて」
TVアニメ『転生したらスライムだった件』第5話「英雄王ガゼル・ドワルゴ」

(あにぶ編集部/如月)
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