新しい地図&日本財団『LOVE POCKET FUND』ポータブル水循環型手洗機を能登半島地震の被災地へ配備完了

新しい地図&日本財団『LOVE POCKET FUND』ポータブル水循環型手洗機を能登半島地震の被災地へ配備完了

 石川県能登地方で発生した令和6年能登半島地震の被災地支援として、俳優・歌手の稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾による「新しい地図」と日本財団が共同で運営する愛のポケット基金『LOVE POCKET FUND』第1弾支援のポータブル水循環型手洗機が、被災地に配備完了されたことが26日、発表された。



【写真】活用されているポータブル水循環型手洗機「WOSH」



 1月1日、石川県能登地方で発生した令和6年能登半島地震。未だに余震が続き、水の利用が制限されている地域もあり、感染症や持病の悪化などで災害関連死も報告されている。避難所での生活を、より衛生的に保つことが課題となっているのが現状だ。



 同プロジェクトでは、上下水道が機能していなくても使用できる、WOTA社のポータブル水循環型手洗機「WOSH」30台、合計4950万円の支援を決定し、先日珠洲市役所・能登町役場・各地の学校内に設置されている避難所などへの配備を完了した。



 市役所を訪れた人は「地震後断水が続き、手洗いもできずインフルエンザになってしまった人もいます。石鹸で手を洗えるのは本当にありがたいです」、避難所を訪れた人も「手を洗いたいもんね、ほんとに。つい癖で蛇口をひねってしまうんだけど、まだ出てこないもんね」と感謝。病院看護師も「手洗いができて役立ってますよ。下水がまだ復旧していないので、消毒液で対応していたんです。外のトイレの前に水が出るような手洗い場があるけれど、そこまで毎回行って手を洗うこともできなくて。石鹸を使って流水で手を洗えるのはありがたいです」と伝えている。
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