今週（2024.2/16～24/2/22）のYouTubeチャートTOP100の週間総視聴回数は先週比で1.4％減、TOP100の初登場作は12作（先週14作）となった。



【動画見比べ】『劇場版ハイキュー!!』主題歌 SPYAIR「オレンジ」MV＆THE FIRST TAKE



　1位（先週2位）は、ラッパーのR-指定とDJ松永によるヒップホップ・ユニット・Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」（632.6万回）。TVアニメ『マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編』のオープニング（OP）テーマで、1月に初登場して以来、6週目にして初の首位となった。TikTokではOPアニメーションに合わせて踊る「BBBBダンス」チャレンジが話題となっているほか、3月20日には、TBS系金曜ドラマ『不適切にもほどがある！』の主題歌「二度寝」との両A面シングル「二度寝／Bling-Bang-Bang-Born」がリリースされる。



　2位（先週3位）は、中学3年生、15歳のシンガー・ソングライター・tuki.「晩餐歌」（558.2万回）。3位（先週1位）は、4月にアメリカ単独公演を行うYOASOBIの「アイドル」（550.5万枚）となった。



　今週の初登場作でもっとも上位となる9位になったのは、5人組ガールズグループ、LE SSERAFIMの「EASY（Slowed + Reverb ver.）」（236.5万回）。このほど発売されたアルバムの表題曲で、R&Bスタイルのキャッチーなヴォーカルと、中毒性の強いメロディが特徴だ。ロサンゼルスで撮影されたミュージック・ビデオ（MV）は、ドージャ・キャット、ザ・ウィークエンドなど、海外の有名アーティストの作品を手掛けてきたディレクター兼振付師のニーナ・マクニーリーが演出を担当。完成度の高いヒップホップダンスを披露している。



　15位に初登場したのは、SPYAIR「オレンジ」（201.3万回）。2月16日に公開されたアニメ『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』の主題歌として書き下ろされた曲だ。SPYAIRは、TVアニメシリーズ第1期のオープニング（OP）テーマ「イマジネーション」（2014年）を手掛けて以来、第2期OPテーマ「アイム・ア・ビリーバー」（15年）、第4期エンディング（ED）テーマ「One Day」（20年）など、『ハイキュー!!』のテーマ曲を担当。「オレンジ」は彼らがこれまで手掛けてきた『ハイキュー!!』ソングへのセルフオマージュが散りばめられた、エモーショナルな楽曲に仕上がっている。



　2月21日には、YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』に登場。ストリングスを加えた、壮大で疾走感あるアレンジで同曲を披露した。ちなみに、映画は公開10日間で興行収入41.8億円、観客動員290万人を突破する大ヒットとなっている（興行通信社調べ）。