『光る君へ』“直秀”毎熊克哉、まひろ&道長へ贈る言葉【君かたり】

『光る君へ』“直秀”毎熊克哉、まひろ&道長へ贈る言葉【君かたり】

 大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、直秀を演じる毎熊克哉の声を紹介する。



【悲しい】直秀の亡骸に手を合わせる道長、まひろの表情は…



――直秀の生き方について

時代関係なく、もっとうまく立ち回れたらこんなことにはならなかったのにとかあるとは思うんですけど、結局生まれてきて自分の意志を持つようになって、その人の生き方っていうのはもう性格とかそういうことではなくて、変えられないことなのかなとは思いますね。直秀っていう役は散楽の仲間たちと共に死んでしまいますけど、でもなんかそのきっと死んでしまって悲しかったりとかそういう事はあると思うんですけど、死をもってというか、生き様というのは表れているんじゃないかなというふうには思いますね。直秀も死ぬっていう瞬間にどう生きようとしたかっていうのは、なんか見えるんじゃないかなとは思います。



――まひろと道長について

あまりにも立場が違うのでなかなか交わることのない人だと思うんですけど、最初は直感的に好きなのかなと、まぁ今風な言葉ですけど。でもなんか目指していたというか、理想の世界というか、そういうのが全部じゃないとは思うんですけど、似ていたのかなという風に思いました。人としての生き方とか、こうだったら良いのになっていう部分で共通するもがあったのかなっていう。そこが魅力だったのかもしれないですね。



――まひろと道長へ

直秀たちがいた時代っていうのは、この作品の中でいうと結構若いほうのお話だと思うんですけど、この若いときに失ったこととかが、むしろ何か得るタイミングだったりする気がしていて、それを忘れないでほしいなとは思います。それはきっと自分がキレイだったから、心が傷んでしまうっていうのはあると思うんですよ。それを大人になっていって、いろんなことを理解していって、それを感じなくなっていく瞬間ていうのは絶対どこかであると思うんですよ。この若い時に味わった気持ちを汚さずにというか、やっぱり人生いつまで生きるかわからないですけど、大事なものっていうのはそんなに何個もないはずなので、そういうのを持っていてほしいなと思います。
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