『君と世界が終わる日に』Season5・最終話あらすじ 最終話予告&2カップルの軌跡映像解禁

『君と世界が終わる日に』Season5・最終話あらすじ 最終話予告&2カップルの軌跡映像解禁

 2021年から日本テレビ系日ドラ枠にて放送がスタートし、その後、動画配信サービス「Hulu」でSeason2~4を配信、今年1月26日より劇場版が公開された『君と世界が終わる日に』。Huluで配信中のSeason5・最終話(3月8日午前0時より配信)をもって、シリーズ・ファイナルを迎える。



【動画】Season5・最終話予告映像&2カップルの軌跡映像



 劇場版で描かれなかったもう一つのタワーの物語を描いてきたSeason5。人類最後の希望の都市・ユートピアを舞台に、【タワー】と【アンダー】で繰り広げられる最終決戦。タワーの代表となることを宣言し、絶対的な上下世界を変えようと奔走する玉城ティナ演じる明日葉、そしてアンダーの凄惨な現実を目撃しながらも人々の命を守ることを決してあきらめない、飯豊まりえ演じる佳奈恵。数々の試練をくぐり抜け、激闘の末に生き延びてきた2人が、最後に【究極の選択】を迫られることになる。



 そんな最終話の配信に先駆け、予告映像と2組のカップルの軌跡を追うスペシャル映像が解禁となった。



 最終話、予告映像では、明日葉は【タワー】と【アンダー】の共存を掲げ、冬馬(柿澤勇人)とレジスタンスの坪井(小久保寿人)とともに、【タワー】の代表・漆原(尾美としのり)との交渉に挑む。しかし、漆原の策略により交渉は失敗に終わり、さらには坪井の攻撃によって漆原は命を落とすことに。



 最終話では、そんなユートピアの実情を結月(横溝菜帆)から聞いた秋吉(本郷奏多)が、大群とともに都市周辺を制圧。「命が惜しければ立ち去れ」とユートピアの全住民へ立ち退きを要求する。【タワー】に戻った明日葉は「彼らとは闘ってはいけない」と主張するが、父を殺され他勢力との共存は不可能だと悟った冬馬に「理想を語るのはもうやめろ!」と一蹴されてしまう。



 その頃、佳奈恵も結月にユートピアとの共存を訴えるが、結月の口からは「佳奈恵ちゃんとは闘いたくない」という切ない言葉が…。【タワー】と【アンダー】、そして秋吉らの外部勢力がユートピアに集結し、互いを排除しようと闘いに備える中、明日葉、そして佳奈恵が最後に下す決断とは――。



 玉城演じる明日葉は、新山財団会長の娘。Season5では【タワー】の元老院に招かれ、冬馬と共に人類の未来を担う重要な存在となっていった。残された文明を守ろうとする【タワー】と仲間のいる【アンダー】、2つの世界で板挟みになりながらも、懸命に共に歩む道を探ってきた明日葉について、玉城は「明日葉の決断が物語を動かす軸になっていた」と、精神的な過酷さがあったことを振り返りながら、Season5については「人間同士の本心のぶつかり合い、醜さや何を一番大切にするのかなど、人間同士の関わり合いを経ての成長があった」とコメント。



 そんな明日葉の心を支えたのは、溝端淳平演じる新山財団幹部の加州。Season5で【タワー】と【アンダー】に引き裂かれ、会うこともままならなくなってしまった2人の関係について、玉城は「加州と明日葉がどうなっていくのか、皆さんもきっとドキドキ楽しみにしてくださっていると思う」と笑顔で語っている。



 そして溝端演じる加州は、明日葉に想いを寄せながらもその気持ちを伝えられず、何とかして明日葉と再会しようと文字通り命懸けの行動を繰り返す。加州のキャラクターについて溝端は、「明日葉という女神のような人と出会って、彼女のおかげで人間の心を保つことができた」と振り返り、Season5について「愛の要素が強いので、荒廃した世界の中で信じ続ける、相手を想い続ける尊さみたいなものが、この作品のテーマなのではないかと思う」と語っている。



 また、飯豊演じる佳奈恵は、Season1からの数少ない生存者。Season3ではパートナーの等々力(笠松将)を亡くす悲劇を経験している。そんな佳奈恵について飯豊は、「Season4までは、いつ死んでもいいと思っていたと思うし、死が怖くなくなっていた。むしろそっちの世界に行った方が彼女にとっては幸せなんじゃないかと思っていた」と語るが、そんな佳奈恵の元に現れたのが、前田公輝演じる元詐欺師の海斗。考え方の違いでぶつかりながらも、佳奈恵を見守り助けてくれる海斗について「どこまで行っても佳奈恵を見つけて、手を差し伸べてくれる。海斗の存在を光のように感じていた」と振り返っている。



 そんな海斗は、Season5第4話で佳奈恵らアンダーの人々を助けるためにゴーレムを呼び寄せ、たった一人で大群と共に扉の向こうに消えるという、衝撃の展開が描かれた。危険を冒してまで佳奈恵を守ろうとする海斗について前田は、「『そんな自分は海斗じゃない』という葛藤があったんじゃないか」「うごめく感情みたいなものは激しかったと思う」と言いながらも、「初めて純粋に一人の女性のことを想って、希望みたいなものが佳奈恵になった」とキャラクターの心情を代弁。



 前田が「第5話の台本を開いた時に『そうなるんだ!』とすごく思ったので、(視聴者の人にも)一緒の感情になってもらえるんじゃないか」と語り、飯豊も「こんな結末、想像もしていなかった!」という展開が待っていると語る、最終話。飯豊は「佳奈恵は誰と共に歩んでいくのか。明日葉や加州、海斗はどこに向かっているのか。それぞれの人生を最後まで見守って楽しんで観ていただきたい」と締めくくった。

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