ハナコ岡部『ブルーモーメント』でフジドラマ初出演 真矢ミキがSDMの前に立ちはだかる“強敵”総務大臣に

ハナコ岡部『ブルーモーメント』でフジドラマ初出演 真矢ミキがSDMの前に立ちはだかる“強敵”総務大臣に

 歌手・俳優の山下智久が主演するフジテレビ系4月期水10ドラマ『ブルーモーメント』(毎週水曜 後10:00)に、ハナコの岡部大、仁村紗和、平岩紙、音尾琢真、そして真矢ミキが出演することが7日、決定した。岡部は同局系ドラマ初出演となる。



【写真】気象学の天才が自然災害から人々の命を守る…山下智久コメント



 『ブルーモーメント』は、現在『COMIC BRIDGE』(KADOKAWA)で連載中の小沢かな氏による『BLUE MOMENT』が原作。コミックスは2巻まで発刊しており、ファンの間で映像化が強く待ち望まれてきた人気作品。ドラマは、甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、知恵と知識を駆使して現場の最前線で、命がけで救助に立ち向かうSDM本部(特別災害対策本部)メンバーの奮闘物語となる。主演の山下はSDM本部のチーフ/気象研究官を務める主人公・晴原柑九朗、出口夏希は気象庁気象研究所の研究助手・雲田彩を演じる。



 岡部が演じるのは、ドラマのオリジナルキャラクターで、国土地理院官僚であり、SDMの情報班・山形広暉(やまがた・ひろき)。超がつくほどの地理オタクで、日本で唯一の国家地図作成機関である国土地理院で働く夢を抱いて入庁したが、気象研究所・予報研究部部長の上野香澄(うえの・かすみ/平岩)から熱烈な推薦を受け、半ば強制的にSDMのメンバーへ選出される。“人の生き死にには関わりたくない、地図が作りたいだけ”と豪語するが、なんだかんだ言いつつも結局は、地理に関する膨大な知識から晴原柑九朗(山下)らを全面バックアップする。



 仁村が演じるのは、SDM対策本部車ドライバー兼料理人の丸山ひかる(まるやま・ひかる)。SDMが指揮を執る場所が決まると指揮車両を運転してくるのだが、一刻も早く場所を整えるためか少々運転が荒く、車酔いしてしまう人(主に山形)もしばしば。一方で、チームSDMのために温かくておいしい食事を作り、彼らへのケアは一切怠らない。そんな彼女の普段の明るさからは一切感じさせないが、家族を災害で亡くした経験から、SDMへの参加を志願したという背景がある。



 音尾が演じるのは、東京消防庁・消防救助機動部隊長で、SDMの消防班統括責任者・佐竹尚人(さたけ・なおと)。試験運用中で寄せ集めのSDMにおいても“唯一の希望”と大臣に言わしめるほどのエースレスキュー隊員。園部優吾(そのべ・ゆうご/水上恒司)の上司でもあり、登山中に遭難した中学2年生だった優吾を救助して以来、彼の憧れの存在に。佐竹は、これまでの経験と実績からレスキュー隊員として“命を賭けても、命は捨てない”という強い信念を徹底して優吾らに教えてきたが、ある出来事が彼を襲い、究極の選択を迫られることになる。



 真矢が演じるのは、総務省・総務大臣の立花藍(たちばな・あい)。既存組織を否定する形になるSDMに対して慎重派であり、SDM推進派の防災特命担当大臣と対立している。特に、SDMチームが適材適所に人材がすべてそろっていないまま活動を始めていることを鋭く追求する。しかし、SDMに対して彼らに希望も感じている一面も。彼女がここまでSDMに固執するワケは、晴原の亡き婚約者の存在が関係していた。



■真矢ミキのコメント

――出演が決まった時の気持ち。

「田中(亮)監督の演出は『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(2020年)の時に、とても刺激的だったので純粋に楽しみです。今まで警察、検事、弁護士、医師といろいろ演じてきましたが、いよいよ政治家、それも大臣ですかと。襟を正すような気持ちと共に、容易ではない世界に飛び込むぞという心です」



――演じる総務省・総務大臣の立花藍について。

「立花の含みある物言いや行動は台本を読んでいても、問題集を解いているようです。立花に入る前にまずは、政治家、大臣の一日、過去のコメント、国会答弁、派閥などについて調べ、今は政治に浸かっています。根底に息づかせたいことは、はやり色々な意味でタフでなければと思います。可能でしたら、どこかのタイミングで実際の女性大臣の方にお会いできればと思っております」



――主演の山下の印象や共演で楽しみなこと。

「『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』という作品で山下さんの母親で共演させていただきました。去年は同じ場面はなかったものの、海外制作ドラマもご一緒でご縁を感じています。彼の成長は私が言うまでもなく、あの思春期のバスケをやっていた繊細な息子は、いまや懐かしく感じられるほど逞(たくま)しく大きく、私自身も鼓舞されております。今回、時を経て何を感じられるのか楽しみです」



――ドラマ撮影への意気込みと、視聴者へメッセージ。

「温暖化による自然災害が、日本だけではなく世界で巻き起こる昨今。このドラマのメッセージはきっと多くの方々に響き、多くの方に立ち上がっていただけるのではないかと思えてなりません」
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