篠原涼子、バカリズムと念願の初共演「良いスパイスを」 撮影現場でバカリズムを観察「癒される」

篠原涼子、バカリズムと念願の初共演「良いスパイスを」 撮影現場でバカリズムを観察「癒される」

 フジテレビ系金9ドラマ『イップス』(4月12日スタート、毎週金曜 後9:00)でW主演を務める、俳優の篠原涼子(50)とお笑いタレントのバカリズム(48)がこのほど、インタビューに応じ、出演の喜びや意気込みを語った。



【写真】息ぴったり!ピースサインする篠原涼子&バカリズム



 今作は小説を“書けなくなってしまった”おしゃべりなベストセラーミステリー作家(篠原)と、事件を“解けなくなった”自己評価高めのエリート刑事(バカリズム)という互いにイップスを抱えた2人が、事件を解決していくミステリーコメディー。絶不調なバディが補い合い、小気味よい会話劇を繰り広げながらコミカルタッチに犯人を追い詰めていく。



 篠原とバカリズムは、映画『ウェディング・ハイ』(2022年)で脚本家と主演としてクレジット共演していたが、演者同士としての共演は初となる。篠原は「バカリズムさんの作品が大好きで、たくさん見ているんです。全部面白くて、どうしたらこういう才能が生まれるのかと、不思議でならない。いつも現場でもバカリズムさんを観察しています」と告白。バカリズムが「すごく見られているんです」と苦笑いを浮かべると、篠原は「目が離せず、日々楽しませていただいています。癒されています」と温かい視線を向け、「良いスパイスをもらいながら、私もちゃんとしたスパイスを与えたいなと思いながらいます」と力を込めた。



 一方、バカリズムは「同世代なのですが、東京パフォーマンスドールだった頃から知っています。アーティストとしても活躍していますし、(共演は)緊張していました」と率直な思いを吐露。篠原から「パフォーマンスドールで誰が良かったですか?」と問い詰められると、タジタジに。共演シーンの撮影も始まったが、説明せりふが多い作品のため、篠原は「せりふが多いので、そこに囚われの身になって会話ができてないのが正直」と言い、せりふの言い回しなどを相談しながら、撮影を進めていると語った。



 さらに、脚本家として数々の賞を受賞するバカリズムは「もちろん、演じる責任はあるのですが、僕が書いている時って、『脚本・バカリズム』って大きく言われ、ものすごいプレッシャーなんです。(今回は)そこまでのプレッシャーはないので」とリラックスして撮影に臨めているよう。「(自身が脚本を)書いて出演もする時って、長い説明せりふは相手の人に任せているんです。それができないから、逃げられない」と、篠原と顔を見合わせた。



 せりふ量に苦戦している様子の2人だが、篠原は「台本を拝見した時、面白いなと最初に感じ、読みやすくてすいすい読めちゃう。ミステリーの謎が解ける過程が面白い。想像していないところを描いてくれる。犯人がいても、心のドアを開いた部分を描いた部分もあるので、理解して見られる。嫌な思いで終わらない」と今作の魅力をアピール。バカリズムも力強くうなずいていた。
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