『SHOGUN 将軍』真田広之の「撮影現場での一日」メイキング映像、一切妥協を許さない仕事ぶりに「いつ寝ているの?」

『SHOGUN 将軍』真田広之の「撮影現場での一日」メイキング映像、一切妥協を許さない仕事ぶりに「いつ寝ているの?」

 動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の「スター」で配信中のハリウッドスタジオによる壮大な戦国スペクタクル・ドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』。本作でハリウッド作品初主演&初プロデュースを務めた真田広之の現場の様子を捉えたメイキング映像が解禁となった。



【動画】真田広之の撮影現場での一日に密着



 映像には、主人公・吉井虎永役として、威厳ある演技を見せたかと思えば、自身の出演シーンの撮影が終わるとすぐさま甲冑を脱ぎ、ラフなTシャツ姿でプロデュース業に勤しむ真田の貴重な姿が収められている。



 これまでも、ハリウッド作品に出演する中で製作陣から求められ、アドバイスなどは日ごろから行ってきたというが、「俳優としての限界を常に感じていた」という真田。映像からも垣間見えるように、初めて“プロデューサー”という肩書きを正式に背負った今回は、これまでの制限を取っ払い、日本と世界から集まった経験豊富なスタッフ&キャスト陣に直接指示を出し、台詞や所作などの演技指導に加え、小道具、衣装、背景に至るまで、全シーンの隅々までを監修し、妥協無しに創り上げていった。



 映像では、浅野忠信や二階堂ふみ、西岡徳馬ら共演陣、ショーランナーを務めたジャスティン・マークス、エグゼクティブ・プロデューサーのレイチェル・コンドウら製作陣も登場し、「カメラの前にいないときはカメラの後ろにいる」「いつ寝ていたのかわからない」などと、それぞれが肌で感じた真田の本気度の高さ、彼の功績の大きさについて語っている。



 先月行われた本作のイベントでも、虎永の宿敵・石堂和成役を務めた平岳大に 「僕に対しての監督からのダメ出しを、真田さんが監督と僕の間を行き来して伝えてくれた」と、主演俳優としてだけでなく、いちスタッフとしても現場を走り回っていた驚きのエピソードも明かされている。本人も「この20年間の集大成。自分にとって非常に大きな第一歩ですね」とMAXのモチベーションで、これまでの経験全てを注ぎ込んだことを自負している。



 本作は、徳川家康をはじめとした歴史上の人物にインスパイアされた登場人物たちの欲望と陰謀が渦巻く“日本の戦国時代”の物語。窮地に立たされた戦国一の武将・吉井虎永(真田)と、その家臣となった英国人航海士・ジョン・ブラックソーン/按針(コズモ・ジャーヴィス)、2人の運命の鍵を握る謎多きキリシタンの戸田鞠子(アンナ・サワイ)らを中心に、当時アジア圏の貿易を独占していたポルトガルの宣教師や商人らも絡んで、やがて関ヶ原の戦いに突入していくさまを描く。全10話のリミテッドシリーズで、初回は2話配信、その後毎週1話ずつ配信となる(最終話は4月23日配信予定)。



 19日より配信となる第5話では、窮地に立たされた虎永が大きな危機に襲われ、誰が味方で誰が敵なのか、一切予測不可能な展開に。そしてついに、二階堂ふみ演じる落葉の方が、物語に本格参入を果たす。



■ここまでの『SHOGUN 将軍』(1話~4話)



 1600年の日本。それまで日本を統一していた太閤がこの世を去り、諸国は五人の大老によって治められていた。関東地方を治める大名、吉井虎永(真田広之)は、大坂城の城主でもある五大老のひとり、石堂和成(平岳大)の策略によって、ほかの大老たちと対立関係に陥ってしまう。



 そんな折、虎永の領地に外国船が漂着し、乗っていた英国人航海士ジョン・ブラックソーン(コズモ・ジャーヴィス)は、言葉のわかる戸田鞠子(アンナ・サワイ)の通訳を得て虎永と対面。“按針”と呼ばれることになったブラックソーンは虎永と行動を共にする。



 大坂城に囚われ、身動きがとれなくなっていた虎永たちは策を講じ、厳重な警備のスキをついて大坂城を脱出。領地・網代に戻った按針は虎永から「旗本」の位を与えられ、西洋式の砲術を兵に教えることを命じられる。虎永が網代を離れている間、按針は兵と修練に励むが、五大老の使者が訪れ大坂城への出頭を命じる。しかし、家臣の樫木藪重(浅野忠信)に焚き付けられた虎永の息子・長門(倉悠貴)は使者を大砲で襲撃。使者は息絶えた。

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