ケンタッキー“幸運の象徴”「カーネル」立像の人形納めを報告「老朽化が進みこれ以上の保管が困難」

ケンタッキー“幸運の象徴”「カーネル」立像の人形納めを報告「老朽化が進みこれ以上の保管が困難」

 日本KFCホールディングスは19日、公式ホームページと公式X(旧ツイッター)で、「おかえり! カーネル」の人形納めを実施したことを報告した。



【写真】笑顔で見守る「おかえり!カーネル」人形納めの様子



 「ケンタッキー・フライドチキン」(以下:KFC)公式Xでは「道頓堀川から奇跡の生還を果たして以来 幸運の象徴として15年間、私達を笑顔で見守ってくれていた【おかえり!カーネル】ですが このたび人形納めをしてきました」と報告。「親しみ愛してくださった皆さまに感謝申し上げます」と伝えた。



 「おかえり!カーネル」は、長きにわたり幸運の象徴として大勢から愛されたカーネル立像。1985年のプロ野球熱狂禍、KFC道頓堀店(現在は閉店)のカーネル立像が、道頓堀川に姿を消した。



 それから24年の時を経て奇跡の生還を果たしたことで、2009年6月25日に「おかえり!カーネル」と命名。また長い年月を経ても変わらぬ笑顔で現れたことから“幸運の象徴”とも呼ばれるようになった。



 道頓堀川から引き上げられた「おかえり!カーネル」は損傷が激しかったものの、各イベント会場やKFC阪神甲子園店での展示などで広く一般公開され、多くの人に親しまれた。それ以降は同社関西オフィス(大阪府大阪市)の受付にて保管され、実に15年もの間、KFCの広告塔として絶えず笑顔で時の流れを見守っていた。



 昨年のプロ野球シーズン終盤戦の盛り上げにも一役買った「おかえり! カーネル」だったが、老朽化が進みこれ以上の保管が困難になったことから、8日に大阪・住吉大社にて「おかえり! カーネル」人形納めが実施された。



 当日は、同社代表取締役社長をはじめとした役員が参列し、神前に玉串をささげる玉串奉奠(たまぐしほうてん)などで「おかえり! カーネル」へ感謝とお別れを告げた。お供え物には、御神酒に加え、オリジナルチキンを奉納するなどKFCらしい式となった。
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