終末のイゼッタ 第4話「 魔女の秘密 」【感想レビュー】

ラスボスが山寺さんという時点で物凄く胸が弾んだんですがどうしましょう。そんなわけで!今回もものすごく面白い展開になってますよ「 終末のイゼッタ 」!!


あらすじと感想、ワクワクしながら参ります!!


■終末のイゼッタ 第4話「 魔女の秘密 」

ゲルマニア帝国ではグロスコップ中将が陸軍大隊の壊滅を報告。


魔女の手によるものという非現実的すぎる報告に挙動不審な中将だったが、皇帝は魔女の存在を決定づけるその報告に高揚し、ベルクマンの呼び戻しを命じる。


一方エイルシュタットでは、イゼッタは「白き魔女」として厚遇を受けていた。


慣れない境遇に戸惑うイゼッタだが、エイルシュタット側としてもそれは同じだった。


イゼッタは本当に魔女なのか。起死回生の兵器となり得るのか。敵国からのスパイなどの疑いはないのか。


フィーネの近衛兵であるビアンカを筆頭に、エイルシュタット公国内部では憶測が飛び交う。


そんな中、ケネンベルクであれほどの魔力を見せたイゼッタが水瓶の落下をよけられなかったことから、永く魔女たちの間で隠されてきた「魔女の秘密」に話が及ぶことになる。


■女子キャラがことごとく可愛くて、いいおっさんキャラが揃ってます

これまでただただむさ苦しかったこの作品に!!大量に女性キャラが投入されました!!


みんな可愛いしすっごい目の保養!!!


ビアンカも頑固者ながらも姫様に忠誠を誓っている姿がいじらしくてたまりません。ロッテちゃんはもう見たまんまの可愛さです。とにかく可愛い。

そしてお色気枠のエルヴィラさんなんですが……悪い予感しかしないんですけどどうなんでしょうかこの人。


新聞社とかラジオなどのマスコミ関連で働いていた経歴持ちで、かつイゼッタの能力周知を「仕事」と割り切っているので、ベルマニア側から仕事として情報提供を求められたら不通に渡しそうなんですが。本当に大丈夫なんでしょうか。


そして冒頭にのみ登場したゲルマニア帝国側。


皇帝陛下がいい髭をお持ち、およびいいお声をお持ちだったのでうっかり惚れそうになりました。


筆者、「 攻殻機動隊 」のトグサを筆頭に、山寺宏一さんのこういうお声に非常に弱いので参ります。


■イゼッタは友人なのか、兵器なのか、人間なのか

今回はエイルシュタットの中でのイゼッタの立ち位置が描かれていた回だと思いますが、いやー、シュナイダー将軍たちが潔いまでにイゼッタを兵器としか見ていないのが辛い。


あんな幼気な少女を目の当たりにしておきながら、兵器兵器と話題にするその神経が辛い。


しかもイゼッタを友人だと呼び慕い、心配もしている姫様の目の前でそれを憚ることなくやるところがもう。もう。


ここにきてエイルシュタットにも嫌な大人いたわー!という感じです。


そしてそんな大人たちの思惑とは別に、お世話係になったロッテ、そしてビアンカはイゼッタのことを「魔女」と認識しながらもごく普通の人間、同志として接しています。


この辺り、今後色々と話が膨らんでいきそうかなとワクワクしています。


■白き魔女は英雄?それとも裏切り者?

エイルシュタットの伝説では、白き魔女はどうやら救世の英雄として語られているようなのですが、今回初めて、魔女側から見た白き魔女の伝説の切れ端が語られました。


「白き魔女は裏切りの魔女。彼女のようになってはいけないよ」


というイゼッタの祖母の言葉に、今後の波乱の予感を嗅ぎとった方も少なくないと思います。この裏切りは、いったい誰に対してなのでしょうか。


少なくともエイルシュタット国民に対して、ということはないと思います。となると、現状考えられるのはやはり魔女という括りそのものにとっての裏切りではないでしょうか。


イゼッタの言う通り、本来魔女が人前で力を使うことは禁忌。にもかかわらずエイルシュタットで白き魔女が伝説になっているということは、彼女は堂々と力を揮ったのだと思います。


それによって不利益を被った魔女も少なからずいたのかもしれません。暴かれ、利用され、奴隷化され、使い捨てられた魔女もいたのかもしれません。


イゼッタは自分を最後の魔女と自称していますが、果たして本当にそうでしょうか?


イゼッタがエイルシュタットについたことによって魔女の存在に確信を得たゲルマニアが、ほかの土地でひっそりと暮らしていた魔女をもう一人見つけてきたりという展開もあるかも知れません。


違う展開の可能性は高いですが、なんにせよどういう展開になるのか楽しみでなりません!


 


という話をしていたら、予告でまさかのセリフが来たのでもう戦々恐々です。


少なくとも女子キャラに幸せを。

次回も待ち遠しく期待しましょう!



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(あにぶ編集部/井之上)
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