TVアニメ「 あんさんぶるスターズ! 」第十三話『スーパーノヴァ』【感想コラム】
Trickstarが起こした革命によって、夢ノ咲学院の雰囲気は変わりつつありました。ある日『流星隊』のリーダーである守沢千秋は、公園で開催しているヒーローショーの拡大版として、遊園地でのヒーローショーライブ「スーパーノヴァ」を企画します。第十三話は、戦隊ヒーローをモチーフにしたユニット、『流星隊』がメインのストーリーです。このページの目次1 千秋の企画書2 流星隊のメンバーたち3 企画書の練り直し4 ヒーローショーの当日5 『スーパーノヴァ』6 翠の心境の変化7 流星隊のライブ8 流星隊は正義のヒーロー9 あんさんぶるスターズ! の各話を振り返りチェック!■千秋の企画書画像引用元:(c)Happy Elements K.K/あんスタ!アニメ製作委員会生徒会に「スーパーノヴァ」の企画書を提出した千秋でしたが、生徒会会長である天祥院英智に企画書を通すことはできないと言われてしまいます。流星隊は確かにヒーローをモチーフにしたユニットですが、本業はアイドルです。生徒会としてはヒーローごっこを正式なドリフェスと認めて出資することはできない、というのが企画書をボツにした理由でした。しかし流星隊は、手持ちの軍資金のみではライブができません。■流星隊のメンバーたち流星隊の1年生の仙石忍、南雲鉄虎、高峯翠は勉強として特撮の映像を鑑賞していました。翠は企画がボツになったことを知り、喜び帰ろうとしますが、忍は隊長である千秋に「何とかするから準備を続けるように」と言われたことを伝えます。派手な舞台演出や格闘シーンもあるらしいと話す1年生たち。そのころ流星隊の3年生、深海奏汰は雨の中噴水で水浴びをしていました。画像引用元:(c)Happy Elements K.K/あんスタ!アニメ製作委員会偶然通りかかった鬼龍紅郎を見つけた奏汰は、「こんにちは、あかおにさん」と声をかけます。鬼龍は、流星隊は大変そうだなと答え、続けて「旦那(千秋)が外を走り回ってんだ、奥さんがなかをきっちり守ってやれよ」と助言をします。奏汰は、自分と千秋は夫婦ではないし、1年生のあの子たちも自分のことなんか”わけのわからない生き物”だと思っていると答えます。それでも鬼龍が去ったあとの、「でもまあ、しかたないですね。りゅうせいたいを、ちあきのゆめを、ぼくがまもらなくっちゃ。」という言葉に奏汰なりの決意があることがわかります。■企画書の練り直しプロデューサーのあんずは、千秋に頼まれて企画書の練り直しをしていました。生徒会長は厳しいからなかなか通らないと言いながら一生懸命です。一方『DDD』で優勝したトリスタには取材の申し込みが入り、スケジュールもいっぱいのようです。ユニット練習では千秋がいない代わりに、奏汰が一年生に稽古をつけていました。普段は何を考えているかわかりづらい奏汰ですが、「三奇人」と呼ばれているだけあって実力は兼ね備えています。思わず見入って感心する1年生たち。そこに千秋とあんずがやってきます。千秋の企画書を見て呆れるメンバーに、プロデューサーの勉強にもなるから企画書の手直しを手伝ってもらっていることを伝えます。千秋は奏汰に、予定になかったパフォーマンスを取り入れたいから後輩に教えてほしいと頼みます。企画書を見た奏汰は、このままでは子供たち(1年生たち)には無理だと言い、千秋が「俺と奏汰だけでも…」と言いかけたときでした。鉄虎が、俺らを低く見積もりすぎじゃないすか!と抗議の声を上げます。俺らだって流星隊のメンバーっすよ!と言う鉄虎に、ヒーローの自覚が芽生えたと喜び抱きしめる千秋。その高いテンションのまま、千秋は遊園地での打ち合わせに行くと部屋を出ていきます。隊長は落ち込んでいるかと思った、という忍に奏汰は「からげんきですよ。ちあきはかっこつけたがりですから」とほほ笑みます。今回は気合が入っていると言われた鉄虎は、本当は鬼龍のいる紅月に入りたかったと話し始めます。紅月に入れなかった鉄虎は、最初は仕方なく流星隊に入ったこと、ヒーローごっこはバカバカしいと思っていること。戦隊も子供っぽいと思っていたけれど、ヒーローは自分が目指す男の中の男に通ずるものがあるかもしれないと思ったと言います。もうちょい付き合って全力でぶつかってみるッス!と鉄虎は前向きです。■ヒーローショーの当日“場所が変わるとストレスで気持ち悪くなっちゃうタイプの忍者”だという忍は、一人早めにステージで練習をしていました。今日のショーは絶対に成功させたいと意気込む忍。「拙者みたいなのを受け入れていくれるのは流星隊だけだろうから、ずっとみんなと一緒にいたい。」と気持ちをあんずに話します。翠は着ぐるみに入り、宣伝ビラを配っていました。画像引用元:(c)Happy Elements K.K/あんスタ!アニメ製作委員会英智と弓弦も遊園地に様子を見に来ており、トリスタもライブを楽しみに来ています。「流星隊は夢ノ咲学院で最初に誕生したアイドルユニットだと言われている。激動の時代を千秋は活動してきた。千秋は考え無しの愚か者だけど、馬鹿じゃない。期待している心から。」と英智は千秋を評価しています。流星隊の衣装を作った鬼龍は、問題ないかと千秋に尋ね、大丈夫との答えに満足して客席へと向かいます。■『スーパーノヴァ』当初の企画書ではただのヒーローショーでしたが、頑張って練り直しライブらしく仕立て直した『スーパーノヴァ』。最初は千秋と奏汰だけがすステージに登場し、着ぐるみを着た1年生が敵役で戦います。ちびっこが喜んでいるのを見た千秋は、最高の報酬だと満足げです。千秋「どんな悪にも屈せず戦う後輩たちが、子供たちが、俺たちの魂を受け継いでくれる。俺はそう信じてる。」アクションをしながら千秋はステージ上で涙を一粒こぼします。それを見た奏汰は「うれしなきですね、ずっとみていたゆめがかなったんですもんね。」と優しい顔をしています。舞台袖では、疲れからか少しよろめく千秋でしたが、ここが一番の難所だが切り抜けて見せようとやる気満々です。行けるか奏汰!と相棒を気遣いますが、えらそうに、ぼくをだれだとおもっているんですか、と奏汰はちょっとムッとします。奏汰「つきあいますよ、ちあき。それがやくそくで、ぼくのちかいです。うみはしずかでやさしくて、ちじょうはいきぐるしいですけど。ここがぼくのいばしょです。あなたがつれてきてくれたんですよ。」ステージに戻り、戦いの中ブルーは倒れ、レッドも限界が近くなっています。正義は、流星隊は必ず勝つ!そうだろう子供たち!と千秋は客席に呼びかけ、歓声が起こります。これが正義の力だ!とレッドが攻撃すると、着ぐるみの中から忍、鉄虎、翠が現れます。ここから一年生もヒーローとしてパフォーマンスを始めます。画像引用元:(c)Happy Elements K.K/あんスタ!アニメ製作委員会■翠の心境の変化朝からずっと元気がなかった翠。鉄虎も忍も仲間なんだから頼ってと声をかけます。「みんな前向きで羨ましいな。俺は流されるままここにいる。」と翠。実は朝、遊園地に入るときに中学の同級生を見かけ、”自分も普通の高校生になってればそこそこ幸せだったんじゃないか”と考えていたのです。1年生のメンバーが紹介され、怪人ロボにそれぞれ攻撃を仕掛けます。最初は乗り気ではなかった翠ですが、仲間と一緒にステージに立つなかで心境に少しの変化が出てきます。「おれはどこにでもある幸せから遠ざかっちゃったけど、おれだってあいつと同じか、それ以上に幸せなんじゃないかな。まだわかんないけど。」流星隊の一員として、アイドルとして少し成長したように感じます。■流星隊のライブここで恒例の名乗りが始まります。千秋「赤い炎は正義の証。真っ赤に燃える命の太陽。流星レッド守沢千秋!」奏汰「青い炎は神秘の証。青い海からやってきた。流星ブルー深海奏汰きらっ!」忍「黄色い炎は希望の証。闇に差し込む一筋の奇跡。流星イエロー仙石忍!」鉄虎「黒い炎は努力の証。泥で汚れた燃える闘魂。流星ブラック南雲鉄虎!」翠「緑の炎は慈愛の証。ゆるキャラとかでみんなを癒す。流星グリーン高峯翠!」「五人揃って我ら流星隊!!」の決めセリフの後は、「天下無敵☆メテオレンジャー!」を歌い踊ります。観客も大盛り上がりで『スーパーノヴァ』は無事に終わりました。疲れからか、1年生3人は奏汰に寄りかかって寝てしまっています。千秋と奏汰は手伝ってくれたあんずにお礼を伝えます。そして千秋は唐突に、ヒーローは好きかと奏汰に尋ねます。「俺が無理やり流星隊に引き込まなければお前は…ううん、俺以外のメンバーはヒーローなんて目指さなかっただろう。」といつもは元気で明るい千秋が少し不安げに言葉を紡ぎます。奏汰は「いやならとっくにきえてますよ。でもここにいます。まだヒーローのことはわからないですけど、ぼくはりゅうせいたいのことがだいすきになれそうです。ちあきがみんながどんどんだいすきになってます。」と穏やかに自分の想いを話します。奏汰の答えに、「そうか俺も大好きだ!」と安心したような笑顔の千秋。夜空に流れ星を見つけ、”可愛い彼女にお弁当をつくってもらいたいなあ”と普通の高校生らしいことを願うのでした。そこは世界平和を願いましょ、という奏汰も十分ヒーローです。■流星隊は正義のヒーロー『スーパーノヴァ』では流星隊のメンバーそれぞれが、ユニットを大切に思っていることが伝わってきました。家族のような関係性も見ていて微笑ましいですね。あんさんぶるスターズ! の各話を振り返りチェック!TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第一話『新風』TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第二話『咆哮』TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第三話『決行』TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第四話『開花』TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第五話『マリオネット~前編~』TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第六話『マリオネット~後編~』TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第七話『皇帝』TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第八話『亀裂』TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第九話『反撃』TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第十話『エレメント~前編~』TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第十一話『エレメント~後編~』TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第十二話『決着』TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第十三話『スーパーノヴァ』あんさんぶるスターズ! アニメ情報あんさんぶるスターズ! の2.5次元舞台が人気な理由(あにぶ編集部/杏子)
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