ブレンド・S 第1話「はじめてのドS」 アニメのお手本のような1話!【感想コラム】
ついに始まりました、秋アニメ『ブレンド・S』。原作は『まんがタイムきららキャラット』にて連載中の4コマ漫画です。『ご注文はうさぎですか?』『NEW GAME!』『きんいろモザイク』などと同じ、いわゆる“きららアニメ”です。作者は中山幸先生で――まあ、詳しくは公式サイトをどうぞ。ということで、今回からこちらのアニメをレビューしていきたいと思います!!今回は初回なので、1話から感じたこのアニメの特徴と見どころポイントについても、最後に触れていきます。Contents1 ブレンド・S の主人公は、優しいけど目つきが悪すぎる少女2 ドSを演じることになって3 全員キャラが濃いぞ!4 このアニメのポイントはここかな?4.1 ・1話でキャラを出しすぎず、うまく話の中で魅せている4.2 ・キャラと設定がマッチしている4.3 ・好きなキャラを見つけやすい■ブレンド・S の主人公は、優しいけど目つきが悪すぎる少女画像引用元:© 中山幸・芳文社/ブレンド・S製作委員会主人公は桜ノ宮 苺香(さくらのみや まいか)という黒髪の少女16歳。自分のお金で海外留学に行くべくバイトを探す、真面目で優しい女の子です。しかし、ノラネコがビビるほどに目つきが悪いです。そのせいで、バイトにまったく受からず。そんなある日、苺香は駅で金髪の青年とぶつかります。その場は何事もなく終わるのですが――。OPには男性キャラクターが2人登場。きらら系のアニメですが、女の子ばかりの空間を描いたものではないようです。何度目かのバイトに落ちて気落ちしている苺香を、再び現れた男が勧誘します。「好きです」「お付き合い前提で、うちで働きませんか」と。彼はイケメンで喫茶店の店長ですが、興奮すると鼻血を出すヘンタイ変人でした。苺香は告白をスルーし、働くことを決めます。しかし、目付きの悪い自分が接客なんて出来るのか、気にかけます。けれど店長であるディーノはそこに興奮。彼は26歳。あ、筆者と同い年じゃないですか!■ドSを演じることになってお店には他にも店員がいます。・日向 夏帆(ひなた かほ) 金髪ツインテール、胸の大きい17歳。・秋月 紅葉(あきづき こうよう) もう一人の男枠。キッチン担当の21歳。なんでも、そこは”様々なキャラを演じる喫茶店”らしく、夏帆はツンデレ担当なのだとか。苺香はドSキャラを演じることになり、初日から接客を開始します。緊張しつつも目付きの悪さを発揮し、「なんできたんですか」誤って客にケチャップをぶっかけてしまい「汚い」そのドSキャラっぷりに、お礼を口にする男性客たち。でも、内心は客を怒らせていないかドキドキの苺香。・目つきが悪い ・でも本当は優しい娘 ・なのにドSを演じるギャップの三段活用ですね!これを“キャラを演じる喫茶店”という舞台設定にうまくおとしこんでいます。ここがこのアニメの見どころでしょうか。しかも、店長は外国人。海外留学したい苺香にとっては嬉しい存在。主人公を中心にして、考えられたキャラ配置ですね。■全員キャラが濃いぞ!画像引用元:© 中山幸・芳文社/ブレンド・S製作委員会Bパートからは、あらたに星川 麻冬(ほしかわ まふゆ)という女性が登場。一見小学生のようですが、実は大学生。クールっぽい性格なのに、接客時は妹キャラ。ここにもギャップのコンボがありました。 着替えシーンでは下着が見られますが、男目線の不自然なパンチラを除外(もちろん、それに売りにするアニメもあります。この作品において、という意味です)。きららアニメクオリティですね。そして、夏帆はゲームがお好き。ツンデレキャラを演じつつも、ついつい客のゲームトークに入ってしまいます。ラストは女の子だけでゲーセンへ。そんなこんなで、苺香初めてのアルバイトは無事終了。■このアニメのポイントはここかな?原作を読んでいない筆者が、このアニメの感想をまとめると、以下の通りになります。・1話でキャラを出しすぎず、うまく話の中で魅せているキャラが多すぎると、なかなか頭に入ってきませんよね。ちょうどいいキャラ数で、かつエピソードの中で性格や可愛さを魅せているので、説明臭さもありません。アニメ1話のお手本のような構成ですね。・キャラと設定がマッチしている主人公の目つきが悪いという要素を、うまく舞台の中に落とし込んでいます。そのほかのキャラもそうですが、設定の一つ一つが無駄なく機能している印象です。・好きなキャラを見つけやすい髪型、性格、さらには年齢まで幅広いです。同じ学校という縛りもないので、好きなキャラを見つけやすいですね。このあたりは、『ご注文はうさぎですか?』が好きな方にも合うのではないでしょうか。ただ、パンチラはありませんでしたが、日常系のアニメにしては、おっぱいが大きく揺れたり、EDで裸が見えたりといったシーンはありました。これが+か-かは、人それぞれでしょうか。また、この手のアニメでは”百合”を求める方もいるかと思いますが……その点はまだなんともいえませんね。でもこれ、きらら系のアニメなんですよね。とまあいろいろ書きましたが、総じて日常アニメとしてクオリティの高い1話でした。ちなみに、放送中の提供にもありました通り、『きららファンタジア』への参戦が決定です!スマートフォンゲーム「きららファンタジア」に「ブレンド・S」の参戦が決定しました!!!https://t.co/wqha5i4eN3#ブレンドS #きららファンタジア #きらファン pic.twitter.com/I5ClZJRgQQ— TVアニメ『ブレンド・S』公式 (@blend_s_anime) October 7, 20172話も楽しみです♪日常系アニメの王道「きらら系」おすすめ8選2015.06.22(あにぶ編集部/星崎梓)
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