91Days 第2話「 いつわりの幻影 」【感想コラム】
いやー、1話からかなりハードボイルドな雰囲気で、その系統の作品がドストライクな視聴者層のハートを一気に掴んで引き摺り込んだ「91Days」、2話も面白かったですねー!そんなわけで無駄話はそこそこに、今回もあらすじと感想いっちゃいます!■91Days、Day2「 いつわりの幻影 」今回もまた、ライバル組織であるオルコファミリーから酒を盗んでいたヴァネッティファミリーのヴァンノ。首尾よく盗み出したかと思ったもののそうではなく、仲間で運び手だったトロンコを殺され、自身も命からがら逃げ延びる羽目となる。そんな中ヴァネッティファミリーの邸宅ではボスの娘であるフィオと、ガラッシアファミリーのボスの甥にあたるロナルドのウェディングパーティーで一見華やかな祝賀ムードに包まれていた。しかしオルコファミリーとの関係が悪化の一途を辿っているのを肌で感じつつ、上位組織であるガラッシアファミリーからは「手打ち」の意向を示されていることにヴァンノは反発意識を強める。その気持ちを汲み、ネロはアヴィリオを使ってオルコファミリーの因縁の相手、ファンゴを愛人宅にて襲撃する策を打ち立てる。その策を聞きコルテオはヴァネッティファミリーに近付きすぎるのは危険だと警告するが、アヴィリオは聞く耳も持たずただ一通の手紙を差し出す。亡き父の親友からだというその手紙には、かつてアヴィリオの家族を奪った仇敵の名前が記されていた。■スタイリッシュなだけではなくなった展開が、いい!まずこの作品の魅力として、2話にしてストーリーが急展開を見せたところが視聴者をなんとも惹きつけてくれます!特に最近の作品は「レベル99主人公」「やれやれ系」などと揶揄される通り、主人公がチート級に強くて頭が良いので周囲のキャラクターたちからは「さすがお兄様です!」などの賛辞を受けるばかりという状況が珍しくありません。例え悪役に近くとも、基本的になにをやっても「計画通り(ゲス顔)」になるため視聴者は主人公がなにをやっても安心して話の展開を追っていられました。しかし今回の第2話、Cパートでまさかの急展開。まさかこんな展開になるとはと、多くの視聴者が油断していたと思います。復讐一人目達成ー!さて次は誰に、どんな手口で復讐するのかなー?なんて先のことを考えていたと思います。そこにまさかのCパートで、そんな考えなどポーンと飛び去ってしまったのではないでしょうか?エェ声のイケオジが大量に登場するスタイリッシュ復讐劇作品だと思っていたのに、まさかミステリ要素が絡んできそうだとは思ってはいなかったですよね!アヴィリオに手紙を送った人物とはいったい誰なのか!目の前で倒れたはずの死体一体がどこへ消えてしまったのか!アヴィリオの背中につきつけられた銃口の意味と今後の展開は!1話時点では視聴打ち切りの検討を始めていた視聴者も、好奇心と探究心を突っついてくれる強いヒキでついつい次回も見たくなった!という場合も多いのではないでしょうか!あと今回に限っては、ファンゴの性癖と津田さんのあのテの演技で心揺さぶられた声オタさんもいらっしゃるのでは?個人的にファンゴのアタマ吹っ飛び具合はかなり好きなので、今後もいい距離感の敵キャラとして続投してほしいなと思います!いやぁしかし本当にどうなるんでしょうか、第3話!始まったばかりなのに復讐が中断されるわきゃないと思ってはいるのですが、原作もなく、展開も読めないので非常に気になっています!とりあえずコルテオが幸せにならなかったら泣く。 91Days 第1話「殺人の夜」【感想コラム】(あにぶ編集部/井之上)
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