『おっさんずラブ-リターンズ-』田中圭、林遣都、吉田鋼太郎らクランクアップでハグ連発「一生忘れない」【3人のコメント全文】

『おっさんずラブ-リターンズ-』田中圭、林遣都、吉田鋼太郎らクランクアップでハグ連発「一生忘れない」【3人のコメント全文】

 俳優・田中圭が主演するテレビ朝日系金曜ナイトドラマ『おっさんずラブ-リターンズ-』(毎週金曜 後11:15)の最終回があす3月1日に放送される。最終回を前に、キャスト陣がクランクアップを迎えた。



【写真】はるたん&牧が仲良くピース!レギュラーメンバーがハグ連発のクランクアップ



 ドラマは、新婚生活を送る春田創一(田中)&牧凌太(林遣都)のもとに、家政夫の黒澤武蔵(吉田鋼太郎)が乱入し、周りの人々を巻き込みながら“家族になるとは一体どういうこと?”“そもそも結婚って何?”と、新しい愛のカタチを模索していく爆笑胸きゅんホームドラマ。



 まず、吉田がクランクアップを迎え、いざ撮影を終えた感想を語り始めようとした瞬間、「部長ぉ~!」と花束を抱えた田中が登場。すると吉田は「あー!隠れてたな(笑)」とニコニコで、2人はガッツリとハグを交わす。そして記念写真の撮影では、田中、吉田、林の3人が勢ぞろいし、吉田は「遣都が戻ってきて本当に良かった。やっぱりこの3人だな!」としみじみ語っていました。



 また、林のクランクアップでは、田中が「牧ぃ~!遣都、お疲れ!」と花束を渡してハグ!林は、涙をこらえるように言葉に詰まりながらも、「『おっさんずラブ』に対する想いや、皆さんに対する想いが強すぎて、いつまででも話せるんですけど…」と、作品への愛をたっぷり語り、「本当に絆が深くて、改めて自分にとって特別なチーム」「本当にこの作品に出会えて、キャスト・スタッフの皆さんに出会えて、そして牧凌太という役に出会えてよかったなと心から思っています」と感無量の様子。



 そして、田中も林をぎゅっと抱きしめ、「ご褒美みたいな毎日でした」とかみしめるように一言。最終話では「一生忘れないな」と思ったシーンがあるそうで、「心が通う瞬間が本当にいっぱいあった」「春田をやってきて良かったなと、心の底から思った」とチーム一丸となって駆け抜けた撮影期間に思いを馳せた。そして、「皆さん、本当にお疲れさまでした!めちゃくちゃ楽しかったです」と、深々とお辞儀をして感謝を伝えた。



 クランクイン前、「すでに出来上がっているチームに入るのがプレッシャーだった」と語っていた新キャスト・井浦新&三浦翔平もクランクアップ。撮影終了直後、涙を仕込むフリをしてみんなを笑わせた井浦には、春田&秋斗の2役で共演した田中から花束が贈られた。「僕たちが入りやすいように現場を作って、受け止めていただいて本当にありがとうございました」と語り始めた井浦。「ひとりひとりに言いたいことがたくさんあるので、それはまたゆっくり…」と言いつつ、「でも圭くんにはちゃんと伝えたくて…。」と、実は田中を心配していた時期もあったと告白。けれど『おっさんずラブ』の現場の中心にいる田中の姿を見てその想いは変わったと伝えると、田中の目にもうっすら涙が。「圭くんが座長の『おっさんずラブ』に参加できて本当によかった!俳優を超えて、田中圭くんの人間力にみんなが吸引されていることを実感しました。素晴らしい一座を作ってくださってありがとうございました」と、真摯に語った。



 そんな井浦は、三浦のクランクアップ現場に駆けつけ、花束を手に猛ダッシュ…からのジャンピングハグ。クランクイン時のサプライズと同じ「和泉からの優しさ」に、ついつい少年のようにはにかんだ三浦は、「最初は少なからず緊張していたんですが…」と言いつつも、「圭くんしかり、鋼太郎さんしかり、遣都しかり…自分にないものをいっぱいもっている方ばかりなので、それをたくさん吸収させていただきました」とコメント。



 吉田は最後に「ぜひまた『おっさんずラブ‐リターンズ‐リターンズ』でお会いしたいと思います。なにも決まっておりませんが(笑)、「やって!」というお声をいただけるとうれしいです」と続編への気合も語り、田中をはじめキャストたちも「やりましょう!」と力強く応じる一幕もあった。



 最終回でそれぞれがたどり着く愛の結末、アラフォーはるたんが見つけた“家族のカタチ”、そして幸せとは。最後の最後まで笑いと涙たっぷりの、愛すべきおっさんたちの物語が、とうとう完結する。



■田中圭(春田創一役)コメント

――クランクアップを迎えた今のお気持ちは?

すごく楽しくて緊張感もある、ご褒美みたいな毎日でした。『おっさんずラブ』という作品で、このキャスト・スタッフで過ごす毎日は、楽しくて刺激的で緊張感もあって、毎回チャレンジャーのつもりで撮影に臨んでいました。とんでもなく疲れる時もありますが、現場に来るとみんなに癒やされるという不思議な体験をしていました。応援してくださる視聴者の方がたくさんいることがわかっていたからこそ、キャスト・スタッフみんなで走り切れたのではないかと思います。



――5年ぶりにレギュラーキャストの皆さんが集まりましたが、いかがでしたか?

信頼関係みたいなものがすでにありましたし、改めて「好きだな」と思うキャストの皆さんでした。鋼太郎さんとは何度もご一緒して、今回は遣都くんも戻ってきてくれて、新さんと翔平くんも参加してくれて…心が通う瞬間が本当にいっぱいあったなと思います。それを支えてくれたのはスタッフの皆さんのおかげです。自分も含め、キャストみんながこれだけ自由に暴れ回れるのは、間違いなく支えてくれるスタッフの皆さんがいるからで、僕自身このチームと長い付き合いだというのもありますが、改めてすごく信頼できるスタッフの皆さんだなと思いました。先日、脚本家の徳尾浩司さんと対談したのですが、「僕たちが台本どおりにやらないのがイヤじゃないですか?」と聞いたら、「皆さんを信頼していますし、脚本に上乗せしてやってくれているのが助かっています。どんどんやってください」とおっしゃっていただいたのもうれしかったです。そして、タイプの違う3人の監督が、毎回僕たちをおいしく料理してくださったので、オンエアを見るのが本当に楽しみな3ヶ月でした。



――印象に残っているシーンはありますか?

最終回の最後に、みんなが春田に“ぶつけてくれた”ところです。「一生忘れないな」というくらい春田をやってきて良かったなと、心の底から思った瞬間でした。



――最終回を楽しみにしている視聴者の皆さまにメッセージをお願いします

『おっさんずラブ』の世界を愛してくれている皆さん、シンプルに楽しんでくれている方々、最終回は『おっさんずラブ』らしいラストになっています。8話までいろいろありましたが、残り1話、安心して楽しんでいただければいいな、と思います。



■吉田鋼太郎(黒澤武蔵・役)コメント

――クランクアップを迎えた今のお気持ちは?

やりきった!すごい充足感と言いますか、心地よい虚脱感と言いますか、いい疲労感で、美味しいお酒が飲めるなという気持ちです。始まるまでは、不安やドキドキ感、「みんな面白がってくれるのかな?」「僕らはどういう風にやればいいのかな?」という気持ちが大きかったんですが、入ってみたら素晴らしい監督たちのディレクションがあって、気付いたらみんながなりふり構わず、テンション高く、かつ繊細な芝居を繰り広げて、とても面白いものになっていったんです。その過程を見ていると、スタッフ・キャストを含めて、このメンバーは本当にスゴイなと。貴島プロデューサーの慧眼をはじめ、素晴らしいスタッフ・キャストとともにさらにパワーアップした『おっさんずラブ‐リターンズ‐』に出演させていただけて、本当に幸せでした。



――5年ぶりにレギュラーキャストの皆さんが集まりましたが、いかがでしたか?

やっぱり遣都が帰ってきて、あの頃の空気に一瞬で戻れたのが大きいですね。たぶん遣都はブランクがあったので、緊張もしただろうし、不安もあったと思うんですが、テンションは高かったですね。だから、春田をやっている田中圭の“受け芝居”と、そんな春田の心をグッとつかんで、グイグイ迫っていく林遣都演じる牧凌太の関係性が、前作よりもさらに明確でパワーアップしていたと思います。僕はそこに入り込んでいく役だったので、とってもエキサイティングでした。そして圭と遣都と3人がそろって「やっぱりコレだな!」という感じでした。遣都、ありがとう。バトル、楽しかったです。圭に関しては、もう天才ですから!オンエアを見るたびに、「絶対に圭がいないと成立しないな」と、毎回思うんです。いくら井浦新や俺が何をやろうと、圭が受けないと絶対に成立しないんですよね。それが改めてわかったドラマなので、田中圭くんに心から感謝しています。



――最終回を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします

あっと驚く最終回となっております。これはおそらく本当に今年一番の驚きになるのではないかと!

皆さんにもぜひ、あっと驚いていただきたいですし、幸せな気持ちになっていただけたらと思います。そして、次に乞うご期待!というところで。ぜひまた『おっさんずラブ‐リターンズ‐リターンズ』でお会いしたいと思います。とは言え、なにも決まっておりませんが(笑)、また「やって欲しい!」というお声をいただけるとうれしいです。



■林遣都(牧凌太役)コメント

――クランクアップを迎えた今のお気持ちは?

僕は5年ぶりにこのチームに参加させていただいたのですが、改めて「本当にすごい現場だなぁ」と日々感じていました。楽しいのはもちろんなんですが、大変なシーンや難しいシーン、徳尾さんが書いてくださった脚本をどこまで再現できるんだろうと思うシーンの時も、本番に臨むうえでの怖さがなくて。緊張感はあるんですが、このチームなら本番が始まったらどんなシーンでも何かを超えられるような気がしていました。スタッフの皆さんに見守られながら、カメラの前で圭くんとお芝居しているときが一番自分らしく、“今の自分”を最大限に出せているなと感じましたし、そういう瞬間を共有できて、刺激的で幸せな毎日でした。本当に絆が深くて、改めて自分にとって特別なチームだなと思いましたし、僕の俳優人生においても、自分自身の人生においても、この作品は数えきれないくらいたくさん大切なものを与えてくれたので、本当に感謝していますし、『おっさんずラブ』、そして牧凌太という役に出会えてよかったと心から思っています。



――5年ぶりにレギュラーキャストの皆さんが集まりましたが、いかがでしたか?

本当に大好きな人たちばかりなので、楽しみでしかなかったんですけど、クランクインしてわりと序盤に、「及第点ではダメだ」という空気が流れていることに気付きました。俳優部もスタッフの皆さんも、本当にすごい人たちばかりで、常にどのシーンもハードルが高いんですが、みんながより良いシーンになるように、深みのあるシーンになるようにって考えている空気が常に流れているからこそ、自分も置いてかれないように、必死に食らいつかなきゃいけないなという思いになって、最後までとにかく必死でした。特に圭くんと鋼太郎さんと一緒のシーンが多かったんですが、5年ぶりにこうやって色濃くご一緒させていただいて、本当に自分にないものを山ほど持っていらっしゃる先輩お二人から得るものがたくさんあったといいますか、改めて自分を成長させてくれる存在だなと、感じました。



――印象に残っているシーンや出来事はありますか?

やっぱりプロデューサーの貴島さんと瑠東監督の顔が浮かびます。貴島さんのプロデューサーとしてのスタンスといいますか、現場への向き合い方みたいなものが、常にこの作品に反映されていると思いますし、『おっさんずラブ』の作品の魅力の根源は常に貴島さんにあると思うんです。キャスト全員が、毎回必ずハマり役になっているのは、たぶん貴島さんが見ている俳優本人の魅力を、役や作品に乗せて、「最大限視聴者の皆さんに見てほしい」という思いで、この作品に向き合われているからだと思うんですよね。その姿勢がつくづく素敵だなと思いますし、今後も貴島さんの作品に関われたらいいなと思っています。

そして、この作品の空気感を1から作り上げているのは、瑠東監督の演出だと思います。みんながその時その時にいろいろなことを感じ合っているお芝居が常に繰り広げられているんですが、それを引き出してくれるのは間違いなく瑠東監督だな、と。さすが総監督です!



――最終回を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします

本当に皆さんには感謝しかないです。今回また牧凌太という役ができたことは、『おっさんずラブ』を想い続けてくださった皆さまのおかげですし、僕自身においても、ここまで長くひとつの役を演じられることは、なかなかない経験だと思います。そして長く演じることによって、自分の中でもいろいろな気付きや、牧という役からもらえる僕自身に対する影響みたいなのもあって…。僕にとって本当に大きな、大切な役なので、牧を想ってくれている方々がいないと、再び演じられることはなかったと思います。見てくださっている皆さんのおかげで、牧という役をやり続けることができたので、本当に本当に、心から感謝しています。
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