【日本ゴールドディスク大賞】ビートルズ、邦洋最多9回目受賞

【日本ゴールドディスク大賞】ビートルズ、邦洋最多9回目受賞

 日本レコード協会が13日、『第38回 日本ゴールドディスク大賞』の受賞作品・アーティストを発表した。昨年1年間でCD、音楽ビデオ、有料音楽配信などの売上金額の合計が最も多かったアーティストに贈られる「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」洋楽部門は、ザ・ビートルズが3年連続9回目の受賞。邦・洋両部門を通じて自身の持つ最多受賞記録を更新した。



【写真】Snow Man、SEVENTEEN、キンプリら写真で見る第38回受賞者&作品



 レコ協によると、対象期間内(2023年1月1日~12月31日)におけるビートルズの正味売上実績(総出荷数から返品数を差し引いた売上枚数)は、アルバム14万4979枚、シングル3万6466枚、音楽ビデオ1050枚、音楽配信は5万7578ダウンロード。



 ビートルズは、1962年10月のレコードデビューから1970年4月10日に事実上の解散をするまで、わずか8年足らずの活動で音楽、文化、ファッションのみならず、社会、経済、政治など、時代や国境を超えて世界中の人々に多大な影響を与えた。



 昨年11月2日には、“最後の新曲”「ナウ・アンド・ゼン」を世界同時配信リリース。27年ぶりの新曲は、ジョン・レノン(Vo/Gt、1980年死去)が書き、歌い、ポール・マッカートニー(Vo/Ba)、ジョージ・ハリスン(Gt、2001年死去)、リンゴ・スター(Dr)が練り上げ、40年以上経ってようやくポールとリンゴが完成させ、往年のファンを熱狂させた。



 ビートルズは「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」(洋楽)をはじめ、『「ザ・ビートルズ 1967年~1970年」2023エディション』『「ザ・ビートルズ 1962年~1966年」2023エディション』が「ベスト3アルバム」(洋楽)を、「ナウ・アンド・ゼン」が「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード」(洋楽)を受賞した。



 なお、「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」邦楽部門はSnow Manが3年連続3回目の受賞。「ベスト・エイジアン・アーティスト」はSEVENTEENが初受賞した。主な受賞者・作品は以下のとおり。



■『第38回日本ゴールドディスク大賞』主な受賞者・作品



▼アーティスト・オブ・ザ・イヤー

【邦楽】Snow Man(3年連続3回目)

【洋楽】ザ・ビートルズ(3年連続9回目)



▼ベスト・エイジアン・アーティスト

【アジア】SEVENTEEN(初)



▼ベスト・演歌/歌謡曲・アーティスト

氷川きよし



▼ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー

【邦楽】Travis Japan

【洋楽】ミイナ・オカベ

【アジア】LE SSERAFIM



▼アルバム・オブ・ザ・イヤー

【邦楽】『Mr.5』(King & Prince)

【洋楽】『ハックニー・ダイアモンズ』(ザ・ローリング・ストーンズ)

【アジア】SEVENTEEN 10th Mini Album『FML』(SEVENTEEN)



▼シングル・オブ・ザ・イヤー

「Life goes on/We are young」(King & Prince)



▼ミュージック・ビデオ・オブ・ザ・イヤー

【邦楽】『Snow Man 1st DOME tour 2023 I DO ME』(Snow Man)

【洋楽】『GRRRライヴ!』(ザ・ローリング・ストーンズ)

【アジア】『SEVENTEEN WORLD TOUR[BE THE SUN]JAPAN』(SEVENTEEN)



▼ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード

【邦楽】「アイドル」(YOASOBI)

【洋楽】「ナウ・アンド・ゼン」(ザ・ビートルズ)

【アジア】「Seven(feat.Latto)」(JUNG KOOK)



▼ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ストリーミング

【邦楽】「アイドル」(YOASOBI)

【洋楽】「Flowers」(Miley Cyrus)

【アジア】「OMG」(NewJeans)



▼特別賞

新しい学校のリーダーズ

King Gnu

Vaundy



■日本ゴールドディスク大賞

一般社団法人 日本レコード協会が1987年に制定し、以降毎年、当該年度のレコード産業の発展に大きく貢献したアーティストおよび作品を顕彰するもの。選考基準は「CD、音楽ビデオ等の正味売上実績(総出荷数から返品数を差し引いたもの)と音楽配信の売上実績、ストリーミング再生実績」。『第38回 日本ゴールドディスク大賞』は2023年1月1日~12月31日の売上実績に基づき各賞を授与した。
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