【南海キャンペーンズ】山里亮太「夢のような時間」 古舘・水田・あの・爆笑太田と“即興漫才”

【南海キャンペーンズ】山里亮太「夢のような時間」 古舘・水田・あの・爆笑太田と“即興漫才”

 お笑いコンビ・南海キャンディーズが、22日から24日の3日間にわたって、東京・本多劇場で3つの新企画ライブ『南海キャンペーンズ』を実施。2日目となる23日は『山里亮太の日~まんざいこわい~』で、山里、観客も詳しい内容を知らないままの幕開けとなったが、想像をはるかに超えるゲストが登場して、山里と“打ち合わせ一切なし”の即興漫才に臨んだ。



【イベント写真】憧れの古舘、和牛・水田…豪華ゲストと即興漫才に挑んだ山里亮太



 事前に公開されていたイラストは、古典落語のひとつにある「まんじゅうこわい」よろしく、漫才が“大好き”な山里の魅力が詰まった公演を予感させるもので、センターマイクの横でかがみ込んだ山里が頭を抱えて震えているのが描かれていた。



 その答え合わせが行われる日が、ついにやってきた。日本テレビ系情報番組『DayDay.』(月~金 前9:00)で、山里とともにMCを務める武田真一アナがナレーションを担当することが判明すると、会場から大きな拍手が。さらに、ゲストとともに“即興漫才”を行う旨が明かされると、さらに大きな声援が送られた。



 “即興”を徹底するために、山里は最初に舞台裏からモニター出演。ゲストに関する“ヒント”が発表されるも、山里は「えっ、誰だろう?」と答えにたどり着かず、南海キャンディーズの初代マネージャーである片山勝三氏からビニール袋を目隠しがわりに被らされ、片山氏の誘導でセンターマイクに到着した。



 会場後方の扉が開き、一足先に観客が答えを知ることになったが、1人目は山里の“憧れの人”古舘伊知郎。観客からどよめきが起こる中、ビニール袋を被ったままの山里は、誰が来ているのかまだわからず。センターマイクにやってきた古舘が、スッと山里のビニール袋を取ると、山里は「えーウソ!」と絶叫し、すぐさま土下座して迎えた。



 古舘は“トーキングブルース”を彷彿とさせるようなマシンガントークで、会場の空気を一気につかむが、山里もすかさずキレキレのワードを返していき、言葉の応酬が楽しい“漫才”に。古舘が本多劇場を“実況”するという、うれしい展開もありながら、山里が「(古舘の)背中は遠いですけど、後継者になりたいのですが、何が足りないですか?」とぶつけると、古舘は「そもそも、後継者になってほしくない(笑)。勝手に育っていくし、放っておいてもすごい人」と賛辞を送り、時間を迎えた。山里は「すげーうれしかった!」と1人目から充実感をにじませた。



 興奮も冷めない中、2人目としてやってきたのは、和牛・水田信二。冒頭から軽快なかけあいを楽しむと、水田が山里の漫才の締めのツッコミである「もう!」をいきなり放つ“ボケ”をみせると、山里もすかさず「和牛の場合は、ただの“鳴き声”だから!」と事前にけいこをしていたのかと疑いたくなるような完璧な切り返しをみせた。水田は、その後「山里さん働きすぎですよ」と切り出し、設定のある漫才へと山里を誘い、水田の七変化と、山里のツッコミの化学反応で会場が沸いた。



 スタッフが「一番怖いと感じている」とのヒントが与えられた3人目は、あの。初漫才のあのだったが、親交が長いだけに、山里へのキレある“口撃”も冴えわたり、山里がタジタジになる一幕も。かと思えば「いつもごめんね。少し褒めるかも」と切り出し、山里の“いいところ”をあげていきながら、しっかり“イジり”も欠かさず、見事なテンポ感で笑いを誘っていた。



 そして、迎えた大トリは「メガネ気をつけて」とのヒントでピンときた観客から、登場する前から大きな歓声があがった。爆笑問題・太田光が、いつものようにさっそうと登場すると、いきなり山里のメガネを取り上げて、観客へと投げる。太田が「助けてくれー!令和の若林って言われているから(笑)。まだ、情熱はある!」とたたみかけ、山里は太田との漫才の感慨に浸る間もなく「田中さんって、こんな感じで横にいるんですね(笑)」とこぼす。



 太田は、南キャンの漫才のくだりをいかしながら、オリジナルなボケを自在に放っていき、山里が残さず拾ってツッコミを入れる“100本ノック”のようなコラボ漫才に。漫才を締めようとする山里を振り切り“続行”するなど、漫才を楽しみ尽くして、終了した。エンディングでは、山里が水田、あの、太田と4人でトーク。あのが「僕もメガネ投げたいー!」と立候補すると、太田が山里を羽交い締めにして、あのがメガネを投げるなど、こちらの“後継者”が見つかり、水田も「久しぶりに漫才しました。めちゃくちゃ楽しかった」とのコメントが飛び出したところで終幕となった。



 最後に、ひとり舞台に残った山里は「僕の夢をかなえてもらいました。夢のような時間でした。きょうのことは一生忘れません。みなさんに感謝です」とかみしめるように語りながら、いよいよ迎える最終日に向けて「生意気言いますが、肩が温まりました」と宣言していた。



 イベントの模様は、オンライン生配信を行われ、20周年にちなみ、各公演2000円となる。



 今回のキャンペーンを記念して、オフィシャルグッズも販売中。2人の写真、イラストがあしらわれた「ロングスリーブTシャツ」をはじめ、「トートバッグ」「巾着」「アクリルスタンドセット」「3Dラバーキーホルダー」「ステッカー」なども販売されている。



■山崎静代の日~人吸い~

日時:3月22日 19:00開演

作・演出:安藤奎(劇団アンパサンド)

出演:山崎静代、じろう(シソンヌ)、吉住(プロダクション人力舎)、鄭亜美ほか



■山里亮太の日~まんざいこわい~

日時:3月23日 18:00開演

出演:山里亮太ほか

当日まで詳しい内容はシークレットの新企画。もちろん山里亮太にも内緒。



■南海キャンディーズの日~南海キャンディーズ単独ライブ~

日時:3月24日 16:00開演

コンビ結成以来、2度目となる単独ライブを開催。今回は、コンビにとって20年目にして初の大きな挑戦がある。
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