
ハリソン・フォード、カンヌ国際映画祭で名誉パルム・ドール受賞に感涙
俳優のハリソン・フォードが主演する映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(6月30日公開)が現地時間18日夜、フランスで開催中の「第76回カンヌ国際映画祭」(27日まで)に特別招待作品として出品され、ワールドプレミアを飾った。これに先立ち、同映画祭のプレジデント、イリス・ノブロックからハリソンへ、長年の功績を称える名誉パルム・ドール(生涯功労賞)が授与され、ハリソンは「私の人生に意味と目的を与えてくれた」と、喜びを噛みしめた。【動画】映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』新予告編(US版) 名誉パルム・ドールは昨年、『トップガン マーヴェリック』のトム・クルーズも受賞していた賞。会場で、ハリソンのフィルモグラフィー(『ブレードランナー』、『ワーキング・ガール』、『逃亡者』、『6デイズ/7ナイツ』、『インディ・ジョーンズ』シリーズ、『スター・ウォーズ』シリーズ等)をまとめた映像が上映されると、ハリソンは「本当にありがとうございます。とても感動しています。私は今、自分の人生の走馬灯を見ました」と、感涙。 続けて、「(フィルモグラフィーは)私の人生の大部分でしたが、すべてではありません。私の情熱と夢を支えてくれた愛しい妻のおかげで成り立っています」と、彼のキャリアを支える妻のキャリスタ・フロックハート(ドラマ『アリー my Love』など)への感謝を伝えた。 さらに、「ジェームズ・マンゴールド監督やフィービー・ウォーラー=ブリッジ、そして、マッツ・ミケルセンのようなアーティストと仕事をする機会を得たことにもとても感謝しています」と述べた。 そして、「この名誉に深く感動し、身の引き締まる思いです。この場をお借りして、改めてお礼を言わせてください。この偉大な栄誉に」と、謙虚なスピーチに会場からは割れんばかりの拍手が沸き起こった。 上映された『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は、考古学者にして冒険家の主人公インディ・ジョーンズが秘宝を求めて世界中を飛び回りながら、さまざまな危険や謎に立ち向かい冒険を繰り広げていく、不朽のアドベンチャー・シリーズの最新作。ハリソンがインディー・ジョーンズを演じるのは「最後」と公言している集大成となる。同映画祭では、前作の『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008年)に続いて、2作目の上映。 ハリソンのほか、インディと行動を共にするヘレナを演じるフィービー・ウォーラー=ブリッジ、インディが対峙することとなる宿敵フォラー役マッツ・ミケルセンらキャスト、ジェームズ・マンゴールド監督ら制作陣がレッドカーペットに集結し、同作のワールドプレミアを盛大に祝った。
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