ブラッククローバー 第121話「3つの困ったこと」【感想コラム】
前回のブラクロ言霊の悪魔に勝利したアスタたち。リヒトとルミエル、エルフたちは天へ。パトリ、ライア、ファナ、ヴェットは残る。そして、死んだはずの魔法帝ユリウスが子供の姿で現れて……。ブラッククローバー 第120話「夜明け」【感想コラム】2020.02.06今回は感想のほかに、補足・解説も交えます。このページの目次1 ユリウス復活2 ヴァンジャンスの誓い3 魔法帝不在の意味4 ダイヤモンド王国ハート王国スペード王国5 魔法議会6 キーラ家7 アスタの断罪8 自分の命か、仲間の命か■ユリウス復活「やぁ、なんとか生きてたよ。小さくなってしまったけど」ショタ化したユリウス。まさに、ショタウス。ヤミ「いやいや完全に死んでたよ」画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会ヤミ「なにかオレに託してたよね返してくんないオレの決意」とヤミ団長。魔法帝ユリウスは、自分の願う平等で魔法と人間の可能性に満ちた世界を、自分の信じたヤミ団長に託しました。ユリウスの意思を継ぎ、言霊悪魔を斬ったヤミ団長でした。ヤミ「まぁ、もう二度と会えねえと思ってたツラをおがめたんだ。悪い気はしねえッス」と、怒った後に素直になるヤミ団長。■ヴァンジャンスの誓い画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会ヴァンジャンス「ユリウスさま、私は……」ユリウスに忠誠を誓いつつも、パトリのことも想い、結果的にユリウスを一度死なせ、クローバー王国を危機に陥れた戦犯ともいえるヴァンジャンス。彼に対し、ユリウスは言います。「王国を裏切った罪は重い」そう言いながらも、復旧までの間、「君を遊ばせておくつもりはないよ」とも言います。ヤミ「それは甘すぎるんじゃねーか」ヤミ団長は言いますが、ヴァンジャンスを団長に任命し、そしてパトリに負けてしまったこと。責任は自分にもある、とユリウスは考えます。ヴァンジャンスは、今度こそその力をクローバー王国のために使うと決め、再度忠誠を誓いました。■魔法帝不在の意味そして。アスタ、ノエル、ミモザ、セクレを呼びつけるユリウス。ユリウスは3つの困ったことがある、と言います。①魔法帝がいなくなったことヤミ「ここにいるじゃねーか」ヤミ団長はあっさりとばらしますが、ユリウスの魔導書は紙1枚になってしまい、大幅に弱体化しています。国王絶対主義派の貴族への影響力も弱まってしまいます。ユリウスが復活したのは、旅の途中に見つけた魔道具スワローテイルのおかげでした。13年分の魔力をスワローテイルに込めて、それが発動し子供の姿で復活したのです。セクレ(あなたの名を引き継ぐものの命を救いました――)セクレは王子を想います。スワローテイルは、セクレの名を持つ魔道具。ルミエルとセクレが作った、平和のための魔道具でした。■ダイヤモンド王国ハート王国スペード王国ユリウス「このままだとクローバー王国が外国に滅ぼされてしまう」ユリウス「もしくはアスタくんが死んじゃう」ユリウス「またはその両方だね」ユリウスは言いました。ユリウス「アスタくん、君の黒い力は悪魔によるものだ」ノエル「やっぱり――」ノエルが最初にブラックアスタを見たときに感じた違和感。ノエルは思い出します。アスタの姿は、祖母から聞いた、悪魔の言い伝えと同じ姿でした。画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会ブラックアスタとセクレにある角は、ヴェーグという禁術の呪い。悪魔の住まう、別の世界と通じたあかしなのだとユリウスは言います。ユリウス「どうやら騎士団には、同種の呪いを受けているものがいるようだ」クローバー王国の付近には、3つの大国があります。・侵略国家ダイヤモンド・中立国秘境国家ハート・謎の多き冬の国魔神国家スペードクローバー王国の左右に隣接するハートとダイヤモンド。間に強魔地帯を挟んだ、勢力を増しているスペード。戦いで疲弊しきった魔法騎士団には、外国勢力に対抗する力がありません。これが、ユリウスの言う困ったことでした。※ダイヤモンド王国にはマルスとラドロスがいます。ブラッククローバー 第15話「ダイヤモンドの魔導戦士」【感想コラム】2018.01.19※過去に登場した街キテンは、ダイヤモンド王国とクローバー王国の国境沿いにあります。ブラッククローバー 第51話「正しさの証明」【感想コラム】2018.09.26魔女の森は、スペード王国・ダイヤモンド王国・クローバー王国に近い強魔地帯のあたりに存在。ブラッククローバー 第64話「運命の赤い糸」【感想コラム】2018.12.27描かれていはいませんが、金色の夜明けはスペード王国の諜報部隊を迎撃済み。※功績発表時に触れられていました。ブラッククローバー 第70話「二つの新星」【感想コラム】2019.02.13■魔法議会さらに、転生により一時的に敵へ回った騎士たちの処遇も危ないところ。アスタ「全部悪魔の仕業だったってわかれば」アスタは真実を明かそうとしますが、ユリウス「そこで魔法議会は悪魔の力を裁判にかけて断罪するだろう」ユリウス「騎士団の身代わりとして、下民のアスタくんはうってつけだからね」とユリウス。外国勢力に対抗する魔法騎士団員を裁かないようにするため、切り捨てやすいアスタを悪魔とし、すべての罪をかぶせたうえで断罪する。ということです。魔法議会はクローバー王国の中でも強い力を持った勢力。その中心にいるのは、現国王の属するキーラ家です。■キーラ家そのキーラ家の国王アウグストゥス・キーラ・クローバー13世は、偶然通りがかったフッハことセッケのことを命の恩人だと思っていました。王「下々の者にも可能性があるというのは、こういうことであるか」と勘違い。そこへ賊が出現し、襲い掛かりますが「国の、城の危機に乗じて王家にあだなす反王政の貴族ども。貴様らは悪だ」現れた男――ダムナティオの天秤魔法により、賊たちの魔力が小さくなります。賊を一掃したダムナティオは、秤を見て言いました。「この反応、ついに現れたな」ダムナティオは、王家のために悪魔つきであるアスタを断罪するつもりでした。■アスタの断罪数日後。復興作業中の騎士団員たち。画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会アスタとセクレは議会に呼ばれ、話せば通じると思い真実を語るべく2人で建物へ。しかし、議会はアスタとセクレに手錠をかけました。ダム「議長であるダムナティオ・キーラが、黒の暴牛アスタの断罪を執り行う」観覧席には、国王の姿も。国王は無能そうですが、この件に関しては・選抜試験時に失礼な態度をとられた・真実を何も知らないという状況なので、アスタを悪だと思ってしまうのも仕方のないところ。下々の者にも一応は目を向けようとしたり、選抜試験を普通に観戦したり。そこまで悪い人ではないようです。だからといって無能なことには変わりないようですが。裁判を観覧する貴族たちも、アスタを下民と知るなり見下します。セクレ(魔法帝ユリウスが努力してきたのに、いまだにここまでの差別と偏見が)セクレ(そもそもここには、そういう人間しか集められていない)■自分の命か、仲間の命かダムナティオは、アスタに耳打ちします。アスタが罪を否定すれば、議会は魔法騎士団員たちの罪を裁きます。アスタが他者を切り捨てられない人間であることを見抜き、あえてアスタにそれを教えるのです。ダム「下民1人と国防のかなめ。天秤がどちらに傾くかは自明だ。貴様の言う悪魔はどこにいるのだろうな」画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会アスタ「だから、悪魔はオレたちが倒したんだ! そのためにネロもすげー長い間、必死に頑張って――」ダム「悪魔がいないならば、順番にさばいていくしかなくなるな」ダムナティオはマリーを連れ出します。マリーは・没落貴族の娘・兄のゴーシュは犯罪者だった・転生の影響で騎士団員たちを襲っているという状況。さらに、アスタの仲間です。ダムナティオはマリーの行いを断罪しようと、攻撃。アスタはダムナティオの目論見通り、聴衆の前で悪魔の力を使い、マリーを助けました。アスタ「お前のやり方はよくわかった。オレはお前の正義を認めねえ」ダム「分かり合えはしない。悪魔などとは」というわけで、新章突入。シルヴァ家(ノエル)、ヴァーミリオン家(ミモザ)はルミエルの子孫です。ルミエルの時代を終え、クローバー王国の王城はシルヴァ家ヴァーミリオン家キーラ家それぞれの王族の居住区にわかれました。あとから現れたキーラ家が、現在の国王の属する勢力にして、魔法議会を抱える巨大勢力です。画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会彼らキーラ家と、キーラ家を支持する貴族たちの抑止力になっていたのが、魔法帝ユリウスでした。ユリウスは弱体化したので、人前においそれと姿をさらすわけにはいきません。弱体化がバレればますます抑止力としての力は失われますし、他国に侵略する機会を与えることにもなりかねません。そんな状態ではじまるアスタ断罪。ダムナティオはアスタのことを調べ上げ、アスタを悪魔として裁くべく、あえて目の前でマリーを攻撃し力を使わせました。そのことから、かなり慎重で下準備を万全に行ってから動く人物であるとわかります。ここから、さらに話が動きますのでお楽しみに。ブラッククローバー 感想コラムのまとめアニメ『 ブラッククローバー 』 「白夜の魔眼」のまとめ&今後の見どころ【感想コラム】ブラッククローバーの各話も是非チェックして下さい! 第1話「アスタとユノ」第2話「少年の誓い」第3話「クローバー王国、王都へ!」第4話「魔法騎士団入団試験」第5話「魔法帝への道」第6話「黒の暴牛」第7話「もう一人の新入団員」第8話「ゴーゴー初任務」第9話「獣(けもの)」 第10話「護る者(まもるもの)」第11話「とある日の城下町での出来事」第12話「魔法帝は見た」第13話「続・魔法帝は見た」ブラッククローバー1クール目まとめ~今からでも観れるブラクロ~第14話「魔宮(ダンジョン)」第15話「ダイヤモンドの魔導戦士」第16話「仲間」第17話「破壊者」第18話「追憶の君」第19話「崩壊と救済」第20話「王都集結」第21話「王都騒乱」第22話「魔法乱舞」第23話「紅蓮の獅子王」第24話「ブラックアウト」第25話「逆境」ブラッククローバー14~25話おさらい第26話「手負いの獣」第27話「光」第28話「心に決めた人」第29話「道」第30話「鏡の魔道士」第31話「雪上の追跡」第32話「三つ葉の芽」第33話「いつか誰かの為になる」第34話「光魔法VS闇魔法」第35話「裁きの光」第36話「三つの眼」第37話「魔力無き者」第38話「魔法騎士団団長会議」ブラッククローバー26~38話のまとめと「白夜の魔眼」について第39話「三つ葉の敬礼」第40話「黒の海岸物語」第41話「水の娘成長物語」第42話「海底神殿」第43話「神殿バトルロワイヤル」第44話「愚直な火球と奔放な稲妻」第45話「諦めの悪い男」第46話「覚醒」第47話「唯一の武器」第48話「絶望VS(バーサス)希望」第49話「限界の先」第50話「戦いの果て 絶望の終わり」第51話「正しさの証明」ブラッククローバー 39~51話まとめ+アニメ1年目おさらい第52話「強い方が勝つ」第53話「仮面の奥」第54話「もう二度と」第55話「ファンゼルという男」第56話「続・ファンゼルという男」第57話「潜入」第58話「戦場の決断」第59話「憎悪の炎」第60話「離反者の贖罪」第61話「約束の世界」第62話「高め合う存在」第63話「何でも無い」第64話「運命の赤い糸」ブラッククローバー 52~64話まとめ 5クール目「魔女の森編」 第65話「ただいま」第66話「白夜の魔眼のひみつ」第67話「楽しいお祭りWデート」第68話「死闘!? 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