覇穹 封神演義 第9話 「神経衰弱」空間内の出来事と蝉玉について補足【感想コラム】
十天君との戦いが続く今回ですが、少しカットシーンが多かったので補足していきます。Contents1 太公望と王天君2 バリア解除3 天化の傷とは4 玉鼎真人、鄧蝉玉について5 孫天君と化血陣6 太公望、負ける?■太公望と王天君冒頭から初見にはわかりにくい、太公望と王天君の会話。 ここは時系列の違うシーンです。オレが影の封神計画遂行者だと言う王天君。 これの意味するところは――■バリア解除OP明けで、時は前回の続きに戻ります。 崑崙山と金鰲列島のバリアが衝突し、崑崙山の表面が熔解していきます。 このままではやべぇ! という状況の中、ついに楊戩がバリアを解除。二つの仙人界は正面からぶつかり合い、金鰲側の砲台が崩壊。ひとまずは窮地を逃れた太公望たちです。これを受け、聞仲は「王天君め」と不満そうです。 しかし王天君は言います。楊戩は通天教主の息子だから、殺していいか判断に迷った、と。 さらに、消耗している楊戩は殺すより放置し、助けに来た太公望たちを仕留めるための、罠にすればいいとも提案します。そこで聞仲は、信用できない王天君以外の十天君に、救出メンバーの相手をさせることに。■天化の傷とは一方、太公望側についた雲霄三姉妹は、黄天化・黄飛虎と共に金鰲列島へ侵入。 ここで天化の傷について触れていましたが、アニメではカットされたエピソードなので補足します。簡単に言えば、敵から受けた呪いのような傷です。 塞がらず、血が流れ続ける厄介な傷ですね。それを、天化は腹に抱えています。■玉鼎真人、鄧蝉玉について画像引用元:©安能務・藤崎竜/集英社・「覇穹 封神演義」製作委員会一方、太公望は玉鼎真人 (ぎょくていしんじん)と共に、楊戩の救出に向かいます。ここでも補足を。玉鼎真人は楊戩の師匠であり、彼の正体を知っています。玉鼎真人は楊戩のことを想い、救出メンバーに加わったのです。また、彼は斬仙剣という宝貝を使う剣の達人で、崑崙十二仙の一角です。 この救出メンバーには、本当はもうひとり鄧蝉玉(とう せんぎょく)という女の子がいるのですが、彼女のエピソードもカットされているため、アニメでは出番なし。本来なら、蝉玉は聞仲の派遣したスパイでしたが、太公望と共に救出メンバーに加わり、金鰲列島の道案内をします。■孫天君と化血陣太公望たちは、十天君の一人・孫天君(そんてんくん)と出くわします。 孫天君の宝貝・化血陣は、オモチャ部屋のような空間です。孫天君は空間内のオモチャに紛れ込み、またオモチャを操ることも出来る存在。 そこで、玉鼎真人はすべてのオモチャを斬ろうとしますが、孫天君はオモチャを自爆させることができるため、断念。 仕方なく、孫天君の遊びに付き合うことに。というのがアニメでの流れですが、漫画では蝉玉がオモチャに変えられ人質にされたため、ゲームに付き合う――という流れです。孫天君が操っていた女の子の人形がありましたが、あれが蝉玉なのです。■太公望、負ける?画像引用元:©安能務・藤崎竜/集英社・「覇穹 封神演義」製作委員会ゲームとは、空間内にあるオモチャで遊ぶというもの。 負ければオモチャにされるが、勝てば元に戻してもらえる、というルールです。 太公望たちはゲームに付き合いつつ、どのオモチャが孫天君なのか暴くことに。そしてはじまる、イカサマ合戦。太公望のイカサマ力は超ハイレベルですが、十天君は空間を自分にとって都合がいいよう歪められます。 ゲームに敗北した太公望は、オモチャに変えられ――。というシーンで終わりました。一応、空間内でおきた出来事を整理します。・玉鼎真人がオモチャを斬りはじめたので、自爆で脅かした。 ・大切なオモチャなら自爆させないので、斬られては困る事情がある。 ・孫天君は四不象とのゲームの際に、上から状況を見ていた、と太公望が気づく。 ・つまり、天井のオモチャのどれかが孫天君。 ・太公望は神経衰弱の際に、カードを風で上空に巻き上げた。 ・しかし敗北し、太公望は人形にさて、この状況でどう逆転するのか、初見の方はお楽しみに。覇穹 封神演義 週刊感想コラムのまとめ(あにぶ編集部/星崎梓)
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