『 BanG Dream! ガルパ☆ピコ 』Pico07「さーくる合同ライブ対策会議」【感想コラム】
前回までで各バンドのエピソードを消化しましたね。Poppin’Party・Afterglow・Pastel*Palettes・Roselia・ハロー、ハッピーワールド!という個性的なバンドが各々の特徴を十二分に発揮してくれていました。ここまでのお話を見るなかで「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」に登場するキャラクターやバンドの良さはわかってもらえたのではなかと思います。また、みなさんがどのキャラクター、そしてどのバンドを推してゆくのかもある程度決まったのではないでしょうか?そんなこんなで迎えた第7話は各キャラクター・バンドが集合した非常に豪華な回でしたね。「25人+まりなさん」という5分アニメとしては多すぎる人数が画面の中にいたように思います。キャラクターが26人もいるんですから、当然その内容もハチャメチャでした(笑)詳しい内容や見どころについてはこれから書いてゆきますよ! というわけで、早速ハチャメチャな第7話をチェックしてゆきましょう!このページの目次1 会議は踊る、されど進まず2 主張のドッジボール3 まりなさんの一言がすべてを物語る4 『 BanG Dream! ガルパ☆ピコ 』Pico07「さーくる合同ライブ対策会議」の感想■会議は踊る、されど進まず今回はサブタイトルの通り、「さーくる合同ライブ」の対策会議が行なわれていましたね。Poppin’Partyの5人によって迅速に会議会場が整えられていました。限られた時間で表現したいことを精一杯描く5分アニメらしく、キャラクターがいつにも増して俊敏に動いていましたよ。効果音をつけるとすれば「シュバババ」という感じです。ものの数秒で整えられた会議会場に集められたのは5つのバンド。おなじみの25人です。会議に出席している25人の前には所属バンドと氏名が表示されていましたね。その表示は最初だけかと思いましたが、ずっと浮かんでおり、ゲームの固定オブジェクトみたいだなと思ってしまいました。そんな会議の進行役はPoppin’Party。しかも、会議の口火を切ったのはりみりんでした。アニメやバンドストーリー0章では引っ込み思案なキャラクターとして描かれていたあのりみりんが大勢の前で堂々と話すなんて…りみりん、成長したね〜りみりんの成長具合が見られて筆者は嬉しかったです。はじめは、いや冒頭だけは順調に進んでいた会議も香澄の趣旨説明以降はグダグダを極めていました。香澄が突っ走って、それを周囲がフォローする。これでこそPoppin’Party!香澄の抽象性しかない趣旨説明に対する紗夜のツッコミが的確でしたね。まあ、ツッコミというよりは指摘という感じでしたけど。ツッコミに対してアタフタする香澄を必死でフォローしようとする沙綾。いつもの光景です。会議はあれよあれよと崩れてゆきました。■主張のドッジボール会議が進まなかった理由は香澄の抽象的な説明だけではありません。各バンドの主張が激突してわちゃわちゃしたことも会議の進行を遅々とした理由でしょう。沙綾のフォローがその効果を発揮しなかったのも、主張がぶつかり合ったからですしね。「ライブの順番は?」「合同ライブのタイトルは?」という議題に対して、様々な方向から意見が飛び出し、それがまとまることなく宙吊り状態で放置。会議の進み方としては最悪の状態ができあがっていました。せめて会話のキャッチボールになれば良かったのですが、ボールをキャッチする人もキャッチできるボールを投げる人もいませんでした。結局、会議終盤は各々の場所で好き勝手に話し合う事態に…主張のドッジボールによってスピーディに崩壊してゆく会議。とても彼女たちらしいと思ってしまいました。会議としては失敗でしたが、彼女たちらしさの表現としてははなまる満点でしたね!■まりなさんの一言がすべてを物語る香澄のとある一言をきっかけに「さーくる合同ライブ対策会議」はスパッと終幕を迎えました。その発言がどのようなものだったかはじっさいにみてもらいたいとおもいます。筆者から言えることは「香澄、お前またか…」です。第1話の香澄を思い出しながら見るとより楽しめると思いますよ。そんなこんなで突如終わってしまった会議。会場に残されたのは会議に同席していた「さーくる」スタッフのまりなさんただ一人でした。さっきまでぎゅうぎゅう詰めだった部屋にポツンと残されたまりなさん。何とも言えない虚無感が部屋の中に広がっているように感じました。そのまりなさんが発したオチの一言は素晴らしかったですね。まりなさんを演じている洲崎綾さんの声質や言い方も相まって、面白さにブーストがかかっていましたよ。まりなさんがオチを担当してくれたことによって、第7話はまとまりがしっかりしていたように思います。やはり、まりなさんの存在は偉大ですね(笑)■『 BanG Dream! ガルパ☆ピコ 』Pico07「さーくる合同ライブ対策会議」の感想今回はドタバタでハチャメチャ、だけど豪華な回でしたね。感想コラムを書いていて思いましたが、これは闇鍋ですね。第7話は「ガルパ 闇鍋セット」でした。全体としては面白かったとは思いますが、少し気になったこともありました。それは「一人一人のキャラクターへのフォーカスが疎かになるところ」です。今回は25人のキャラクター全員を一斉に登場させていたためある程度仕方のないことではあるのですが、5分という放送時間の中でスポットライトの当たらない子も出てきちゃっていました。まあ、これはキャラクター数が多くなってしまったアニメの性ですよね。第8話以降、どのようにお話を展開させてゆくのかが一層気になりますね。あとは、キャラクター同士、特に別のバンドのメンバー同士がどのような絡みを見せてくれるのかがとても楽しみです。モカとリサ、紗夜と日菜、薫と千聖などが尊いやり取りを見せてくれることを筆者は熱望しております!いやはや、本当に来週以降のお話が楽しみです。『 BanG Dream! ガルパ☆ピコ 』Pico06「ミッシェルランドへようこそ!」【感想コラム】(あにぶ編集部/タングステン)
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