
『攻殻機動隊』世界初の最新技術(AIRR)で能公演 仮想現実空間を舞台上に再現で10月上演
SF漫画の金字塔『攻殻機動隊』が、新たに舞台化されることが決定した。最新技術「空中結像技術(AIRR)」を使い古典芸能である能で表現する『VR能攻殻機動隊』として、10月13日~15日に東京建物Brillia HALLで上演される。AIRRを実装し仮想現実空間を舞台上に再現して、VR用のゴーグルなしで見られる世界初の試みとなり、東京公演の後はワールドツアーの皮切りとなるベネチア凱旋公演が早くも決定した。【写真】すげぇ…『VR能攻殻機動隊』舞台公演の様子 『攻殻機動隊』は士郎正宗による、近未来の電脳化社会を舞台に架空の公安組織の活躍を描いた漫画が原作。1989年から展開されている人気シリーズで、テレビアニメや劇場版アニメ、小説、ハリウッド映画、ゲームなどさまざまな形でリメイクされ続けている。 『VR能攻殻機動隊』は、その『攻殻機動隊』を日本の誇る古典芸能である能で表現し、さらに、最新技術「空中結像技術(AIRR)」を使い、仮想現実空間を舞台上に再現。過去に2020年8月に世田谷パブリックシアターで初演した後、東京芸術劇場プレイハウス、博多座、札幌文化芸術劇場、IHIステージアラウンド東京で上演され、高い評価を得てきたが今回、技術的な進化を遂げた最新バージョンとして東京公演が決定した。 演出は舞台「ペルソナ」シリーズや舞台版「攻殻機動隊ARISE」、AKB版「仁義なき戦い」などを手がけた映画監督・奥秀太郎。脚本は「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」や「BLOOD」シリーズなどで知られる藤咲淳一。 VR技術は国内のVR研究での第一人者・稲見昌彦(東京大学教授)、映像技術は日本初の舞台での3D映像を開発してきた福地健太郎(明治大学教授)と杉本麻樹(慶應大学教授)。世界初・空中結像(AIRR)技術を手掛けるのはこの技術の創始者・山本裕紹と陶山史朗(宇都宮大学教授)。 出演は、実力・知名度ともに現在の能のシーンをけん引する坂口貴信(観世流能楽師)、谷本健吾(観世流能楽師)、川口晃平(観世流能楽師)、そして業界大注目の観世宗家のプリンス・観世三郎太(観世流能楽師)など。【出演者】坂口貴信谷本健吾川口晃平井上裕之真関根祥丸観世三郎太(観世流能楽師)
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