
77歳・宇崎竜童、2年経っても役抜けず「まだらボケが…」 撮影の日々を「天国」と回想
歌手で俳優の宇崎竜童(77)が24日、都内で行われた映画『BAD LANDS バッド・ランズ』(9月29日公開)完成披露試写会に登壇。撮影から約2年経っても役が抜けず「まだらボケが」続いていると明かした。【集合ショット】山田涼介、安藤サクラら豪華キャストが登場! 同作は、「第151回直木賞」を受賞した『破門』や『後妻業』などで人間を突き動かす欲望を描いてきた作家・黒川博行氏による小説『勁草』(読み:けいそう)を、『検察側の罪人』や『関ケ原』など数々の話題作を手がけてきた原田眞人監督がメガホンをとり映画化した。 「持たざる者」が「持つ者」から生きる糧をかすめ取り、生き延びてきた姉・橋岡煉梨(ネリ/安藤サクラ)と弟・矢代穣(ジョー/山田)は、特殊詐欺に加担する。2人はある夜、思いがけず“億を超える大金”を手にしてしまう。金を引き出すだけだったはずの2人にさまざまな巨悪が迫る。 宇崎は、自身が演じる「ふれあい荘」に住む元ヤクザで、幼いころからネリのことをよく知る存在の曼荼羅(まんだら)について「ちょっとまだらボケが始まっている老人の役」と説明。「監督から『もし、せりふが出てこなくてもごめんなさいって言わないでね』って言われてたのに、毎回『あっごめんなさい』と(撮影を)止めておりました」と自白し、謝罪した。 そんな撮影の日々について「毎日がすごく幸せでした。関西弁には節があるので、歌を覚えるよう。途中から元の職業に戻ったみたいになって、この兄弟をサポートするシーンになったときに、かっこいい役をもらったんだなって」としみじみと振り返った。 一方、苦労もあるそうで「毎日が天国でした。ちゃんとせりふは覚えてきた現場で自身を持っていたのですが、スタートって始まると、止まっちゃう。止まっても思い出したら続けてくれればいいと言われてたけれど、『あ、ごめん』って言ってしまうんです」と繰り返した。 そして「さっきの話ですけど、そういうまだらボケがあって、東京に帰っても曼荼羅が出てってくれない」と役2年前に撮影した役が抜けていないと告白し、苦笑い。「今も俺の中にまだいるような気がする。曼荼羅のおかげで何があっても天国です。撮影中は何があってもミスがしても落ち込むことなくて天国。その分、スタッフと監督はイライラしたと思う」と繰り返していた。 イベントには、安藤、山田、生瀬勝久、吉原光夫、天童よしみ、サリngROCK、原田監督も登壇した。
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