
ケイト・ウィンスレット、実の娘ミア・スレアプレトンと苦悩する母娘役で共演
25周年3Dリマスター版の劇場上映が話題の『タイタニック』や、『メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実』、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』などの話題作に出演する英国を代表する俳優ケイト・ウィンスレットが、実の娘ミア・スレアプレトンと本格共演を果たしたドラマ『I AM ルース』が、3月27日より、動画配信サービス「スターチャンネルEX」で独占配信されることが発表された。【画像】即興や長回しを駆使して撮影された場面写真 同ドラマは、人生のさまざまな苦境におかれた現代女性を描いたドミニク・サヴェージ監督によるアンソロジー・シリーズの第3弾。第1弾ではジェンマ・チャン、第2弾ではレティーシャ・ライトなどが1話ずつ主役を務めてきた。また、シチュエーションや大筋だけを決め、本番はその場で役者の即興演技をもとにキャクターを表現するという監督の大胆な手法が特徴となっている。 テーマを決める段階からウィンスレットも参加し、選んだのは、10代のソーシャルメディア依存やメンタルヘルスについて真正面から向き合う物語。「視聴者に『これは自分の物語だ』と思い共感してほしい」と語るウィンスレットは、「メディアでは見落とされがちな、現実の10代やその親が抱える悩みに焦点をあてることで、それぞれが一歩踏み出すきっかけになってほしい」とインタビューで答えている。いま彼女自身が世の中に伝えたい熱い想いが詰まった作品となっている。 物語は、10代の娘フレヤとの心の距離が開いてしまったことにいら立ち、悩んでいた主人公ルースが、娘の学校から呼び出され、フレヤの成績が落ち、以前と様子が違うと聞かされたことから動き出す。フレヤがソーシャルメディアにのめり込み苦しんでいることに気付いたルースは、わからないなりになんとか娘に寄り添い守ろうと奮闘するが…。 ウィンスレットは“台本なしの即興”で、問題を抱える娘を救おうと奮闘する母親を体現する圧巻の演技を披露。そして、ウィンスレット演じるルースの娘フレヤを実の娘にあたるミア・スレアプレトンが演じた。 過去にウィンスレットの出演作に端役で出演したことはあるが、母との本格的な共演は本作が初。2018年から演技を始めた彼女は、はじめ“ケイト・ウィンスレットの娘”ということを隠して活動をはじめ、実力で映画『Shadows(原題)』(20年)の主役に抜てきされるなど、キャリアを積んできた。 そんな彼女たちが本作でついに、親子ではなく、役者として親子役に向き合うことに。ウィンスレットはスレアプレトンとの親子役での共演を「どこまでが現実でどこまでが物語かの境界があいまいになった」と話す一方で「親として守らなければという本能も忘れて」演技に取り組めたとも振り返っており、絶妙な関係が作品に真っすぐでリアルな質感を生み出すことにつながった。
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